【Nボックス3代目(ホンダ)】(2023年~)

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軽自動車部門8年連続1位と不動の人気を誇るプレミアム軽自動車。


そのNボックスが三代目へとモデルチェンジ。

人気なのでキープコンセプトですが(ノーマルでは粒々がポイント)、新型ではライト造形が綺麗なデザインに。

ノーマルでは丸目ライトで、どの角度からでも丸目がハッキリ分かるように窪みなどを使って工夫されているようです。

そして、ウィンカーはその丸目が全て光るという凄くインパクトある顔になりました。

モデルはノーマル(オシャレ仕様のファッションスタイルもあり)と

カスタム(オシャレ仕様のコーディネートスタイルもあり)があり

今回の大きな注意点は、ノーマルではターボが選べないこと。

それと、360°モニターが普通カスタムにしか付けられないこと

(なぜか高価なコーディネートスタイルにも付けられない!ご注意を!)

室内はシンプルになり、あちこちあった収納が少なくなり、その分助手席前のスペースができたり、グローブボックスが大容量(ケーブル出すことが出来る窪みもあり)になってます。

その他、コネクティッド対応となり、スタートボタンの配置が見直されたり、助手席前に台座ができ物が置きやすくなったり、左前方やサイドの死角を補う合せ鏡の補助ミラーが分割され、より見やすくなったり(小さいですが)、スライドドアに予約機能が追加されたり、

飛び出ていたメーターはハンドルの間から見るように変更(個人的には目線移動が大きくなり、これならスペーシアのようにヘッドアップディスプレイにして欲しい)され、視野が広がるように作られていたりなど様々な工夫がなされています。

個人的にはこのブラウン色のシートベルトがオシャレで気に入りました。

あと、汚れやすいシート先端が(特に子供がいる方など)、ダークグレーになっているのも良いなと思いました。

カスタムでは少しですが、助手席前にアンビエントライト付いたのも良いですね。

これらの進化が見られたNボックスですが、先代からカット&省略された注意点が多数あるため紹介します。

・外装は全てLEDですが、室内はカスタムであっても豆球(先代はLEDでした)。
・メーター周囲にあったティッシュ入れ廃止
・引き出しドリンクホルダー廃止
・プラズマクラスター廃止
・メーターの天気予報廃止(意外と便利)
・助手席ロングスライド廃止
・後席のポケットは多数無くなる
・カスタムのホイールは先代と同じデザイン
・360°モニターは高価なナビ必要
・シフトレバーはウレタン(先代は革巻き)
・ACCのレーンキープは65キロ以上から(ライバルは0キロ対応。電動パーキングあるのに)

と、結構優先度高そうな装備達が無くなりました。

特にカスタムはギラギラ感&高級感高かった先代と比べると、今回のカスタムは全体的にプラスチック感強くて凄くチープに感じてしまった(ノーマルは気になりませんでしたが)。

室内全体に石目調のデザインが使われ、作るのも難しかったようですが、カスタムではここが特にプラスチック感が強調され個人的には気になりました。

メーターはフィットのように7インチ液晶メーターで綺麗で見やすく、背景には100種類程の背景画像が映るようですが、個人的には100種類もの画像のコスト分を、廃止&チープ感ある部分にコストを回して欲しかったと思ってしまいました(天気の方が便利じゃないかな?)。

後席の広さは頭上&足周り共に測定不要な程に広大。

Nボックスの場合、後席座面はね上げ可能なのが特徴。

前方後方からも別々にシートスライド出来るのも便利で、荷室スペースの拡大も可能。

シートのリクライニングやテーブル、サンシェードはもちろん、後席にも独立した肘置きがあるのはNボックスならではのポイント(意外と珍しい装備)。

今回の新型でスライドドアの開口部が特に工夫され、子供やお年寄りが手で支えやすい形状に(持ちやすい形状に)。

また、そこに指が引っ掛かるように窪みが設けられています。

それに加えて、後席では玩具など忘れないよう底が見える小物入れや、壁にトミカのタイヤが綺麗にハマるトミカ遊び場レーンなどが設けられているのも製作者達の優しさを感じますね。

Nボックスの荷室は特に優秀で、荷室開口下部が非常に低く(ライバルの中でもNo.1)、自転車の積込が楽です。

ですが、床が低いため後席を倒すと中央に大きな山が出来てしまう。

個人的には平坦が嬉しいですが新型ではここにも手が加えられています。

新型ではこの山に窪みが設けられ、自転車をスムーズに車内へ移動出来るようになってます。

さらに、スタンドで止めた際、この窪みのお陰でタイヤと左右のスタンドの3点で支えられることになり自転車を止めた時の安定感が格段に向上しました。

(天井もアップハンドルに対応できるよう配慮されてます)

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ここまででも便利なNボックスですが、最大の特徴が走りです。

NA(ノーマルエンジン)はアクセルを踏んで目標速度までやや時間がかかりますが(ここで非力と感じる方が多いのかも)、空想感はなく固まったパワーが感じられる。

そのため速度に乗ると非力感はなく、踏み足しのパワー感も良く町乗りでは十分なパワーがあります。(初代から約80キロダイエットしたことも大きい)

坂であっても発進以外は非力さはほぼ気になりませんでした(エコモードは非力感あり)。

ここは全ライバルでは感じられない魅力(特に固まったパワー感が)

さらにターボとなると目標速度までの到達が凄く速くなり直ぐでした。

パワーがあるため走りもNAより軽快ですが、一番は出だしのスムーズさが明らかに違います。

ターボはパワーが有り余る感じで高速でも楽々。

逆にエンジン音が響きやすく感じるため(防音はシッカリしているため、そのまま音は響かない)エコモードにするとベストなパワーバランスになります。

エコでも出だしが凄くよく不必要な回転が抑えられるため、エコモードだと静かに加速できるというメリットも感じられました。

(静粛性が高いためエンジン音が結構目立ちますね)

なにより、エンジンの元気良さは紛れもなくNo.1で、さすがホンダさん。

さらに、軽自動車No.1なのがハンドル操作。

ブラシレスモーター?が採用されているため凄くしっとり滑らか。

本格的なコシもあり上質さも凄くあります。

軽自動車らしい軽く空想感あるハンドリングではなく、まさにプレミアムハンドル(手が伸びきることもなく使いやすい)。

少なくとも私は、Nボックスに乗ってまず最初に感動したのはハンドル操作性の完成度でした。

そのため軽自動車であっても運転が楽しいです。

ブレーキもカックンとならず滑らかで上質。

ホンダさんはいつもブレーキの味付けがお上手です。

ペダル関係はやや左寄りですが、他社と比べても足元空間に窮屈感がそれ程ないのも良いですね。

それだけにとどまらず乗り心地も極上!?

大きな箱形軽自動車なのに尖った突き上げやコツコツ、ブルブル感が気にならない。

15インチではさすがに足の硬さは感じますが(その分、高速域では安定)、ゴロゴロ感はギリギリ伝わらない感じ。

(これ以上だと気になる所ですが、気にならないギリギリの所で抑えられている絶妙な味付け)

凹ではドスン!とちょっと重たいものが落ちるような衝撃はあり(そんなに大きくはない)、その際後ろの方のボディがブルブルする感じはありましたが、振動終息は速く全体的なボディ剛性は高いため、気になるのはそんな大きな凹を乗り越えた時くらいでした(凄い)。

室内の空洞空間が広い箱形軽自動車で、ここまでのボディシッカリ感は凄いですよね。

14インチでは足の硬さは気にならず、凸凹もシナヤカにイナシてくれて、ゴロゴロ感もなく乗り心地が非常に良かった(私はこちらの乗り心地が好み)。

カーブ時の体の持っていかれ感も最小限で背が高い車なのにこれは凄い。

(ですがサクラのように、地面に引き寄せられる安定感ではないです)

シートは背中から体全体を優しく包み込む形状で、背中全体との密着感が感じられ非常に安心感あるシートでした。

そして、カーブ時も楽にホールドしてくれる。

表面は柔らかくても芯のある良いシートでした。

肘置きが大きいのも楽で良いですね。

静粛性もハイレベルで、ロードノイズはゴーゴー響かずコーっとこもった音がある程度で耳に残るような不快な響きはなく快適な室内空間です。

乗用車全体を見ても、Nボックスのロードノイズの静かさに負けている車は沢山あると思います。

(スペーシアもそうですが、こういった車の方がロードノイズ静かですね)

14インチと15インチで静粛性の差がほぼ無いのも凄いですね。

ただ、静かすぎて加速時のエンジン音は目立ちます。

視界は先代よりもさらに広く見易く改善され視認性抜群ですが、先代からも凄いため新型で感動するって程では無かったです。

(360°モニターは設定できないグレードも多々あり残念)

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★★こんな方にオススメ★★

パワー、走り、ハンドリング、安定性、静粛性と軽自動車の域を越えた軽自動車の完成形と言える万能車。

軽自動車でハンドリングがここまで良いのはNシリーズならではの特徴!

ハイトワゴンで走りも優先されるならNボックスがダントツですね。

(ただ走りは電気自動車サクラにはかないません。また、エンジン音も無いため車内が本当に静かです。気になる方はサクラ記事をご参照ください)

その走りで自転車も入る室内空間。

オススメしなくても売れる理由が分かりますね。

注意点としては本文を参照していただき、特に360°モニターは普通カスタムしか選べないため特に注意(これ何故??)。

また、先代よりも質感(特にカスタム)や収納は結構見劣りするため、価格を考慮しボディまで同じとなると(味付けは違います)、現時点では先代を購入された方がお買い得感は高いと思われます。

(またライバルのような趣味感あるオフロード仕様はありません)

エンジンは

ノーマルNAでも十分なパワーがあります。

出だしのスムーズさや高速よく使う方ならターボが楽ですね。

今回の新型はノーマル顔ではターボが選べないため、ここは大きな注意点ですね。


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