中庸であれ

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何事もほどほどがよい。
大きすぎも小さすぎも良くない。
良すぎても悪すぎても良くない。
多すぎても少なすぎてもよくない。

ちょうど真ん中あたりを意識するのが、一番バランスがとれている状態。

わかっちゃいるけど人はどうしてももっともっと、上へ上へと欲を出す生き物。

欲も生きていく上で大事な要素。
欲がなければ生きる意味が見つけられない。

こういう生活をしたい。
あの人と仲良くなりたい。
こんな仕事をしてみたい。
お金持ちになりたい。

欲があるから目標が立てられ、そのために努力をし、方法を考え、上手に生きていく術を身につける。

その過程で得られるギフトは多ければ多いほどよい。
そう思うことも正しい。
でも何事も適正領域がある。
生きるために必要な欲も多すぎては裏目にでる。
災いを呼び、いらぬ論争や喧騒を生み出す。
少なすぎるマイナスは言わずもがな。

偏りすぎは何事においても不安定になりやすいということ。

頑張りすぎて体を壊しちゃう人。
いつもずるばっかして楽して生きていこうとする人。
たくさんお金があっても使い方がわからなくて逆に不幸になる人。
自分の考えに固執しすぎて煙たがられる人。
いいアイデアがあるのに行動力が乏しくてうまく形にできない人。
思慮深さに欠けてがむしゃらに突っ走る人。

例えばタロットカードに、正位置、逆位置という概念があります。
でも正位置だからいい意味、逆位置だから悪い意味という単純なものではありません。
要は物事の過不足の状態を表すと言われています。
それをなるべく真ん中の位置に調整するツールの一つとして、タロットカードは使われています。

中国の思想に陰陽五行というものがありますが、それも同じで、あの陰陽はプラスとマイナスが絶えず流動的に移り変わっている状態を指しています。
ずっと同じ位置で同じ状態ということはあり得ないということ。

いいときも悪いときも順繰り順繰り回っている。
晴れの日ばかりも雨の日ばかりもつらい。

両極端すぎることを避けて、うまく陰陽の流れの中を微調整する。
いいものばかりを追いかけるでもなく、悪いことばかりみて嘆くのではなく。
簡単なようでなかなか難しい。

でもできることはたくさんあります。

例えば自分自身の身の振り方でその調整は可能になります。
まわりの人や物事は自分の行動如何で変わる部分もあります。
すべてを自分に都合よく変えようというのは単なるエゴです。
まずは自分が変わるための行動をし、周りにそれを見てもらうことで初めて「結果」が表われます。

思ってるだけ。
見てるだけ。
聞いてるだけ。

それでは何も変わりません。

小さな動きでもそこから確かに変わることがあります。

今まで知らなかったことを発見したり、人の優しさに触れたり、何気ない一コマが感情を動かして行きます。

自分の見えていなかったことが見えてきます。

自分の中心軸をしっかりと守り、固める。
そして物事を客観的に見据える。
視野をなるべく広く持ち、今自分がいる立ち位置を俯瞰してみる。

○○すぎていないだろうか?
自分をよく観察してみる。

日常の中でたまにそんな感じで、自分のバランスレベルを推し量ってみるのもいいんではないでしょうか?









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