ちっさいおじさん。

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肩にちっさいおじさんが乗っていた。

初めまして。。

小さすぎて怖くはない。

肩に乗ってくるのは

何年も前に懐いていた龍くらいで

そこに何かいるのが

少し懐かしい気もした。

おじさんは何なのかと

問いかけてみた。

龍だという。

龍の化身?

何だそれは?

もう少し話してみたら

化身じゃなくて

会いたい人の念だよ、と

教えてくれた。

龍は神様の使い

基本人には晒さない。

私は人であると同時に

神事を司る部分を

もいで生きると決めたから

もう

姿は見せないらしい。

それでも

なぜ小さなおじさんが現れたのか

気になって

なかなか寝付けなかったけど

真夜中だし

眠たいし

起きてから話を聞いてみた。

小さなおじさんは帰った後だったけど。

地道に真っ直ぐ歩きなさい、

基本通り行くから

安心して捨てていいと

確信して眠りなさいと

そうして頑なに拒んできたものを

受け入れてくれと、

そう

告げにきたらしい。

そっか。。


人は大事な物があると

ぎゅっと握りしめてしまって

そこに力が入り過ぎてしまう事がある。

私にとっても

そのことは生きる意味と等しく

大事にしてきたもので、

いつの間にか

強く掴んで

そして握り隠してしまっている。

この手を広げてしまうのが

少し怖い気がしてた。

それでも

時間は経ち

生きている時間に出来ることは

限られていると知ってくると

怖がらず手を開かなきゃと、思う。

人によって見方は変わるけど

私にとって

龍は邪魔だった

決して

色を見せたかったんじゃない。

独りよがりの気持ちを連れてきたような

そんな気がしてたから。

今もその龍に会いたいとは

思わないけど。

小さなおじさんの話は

素直に聞き入れようと思う。

心臓がバクバクしているのは

そのせいだよね。

終わったんじゃない

また始まったから

急いで準備しろと、

また急かされているんだね。

息をして殺して

静かに前を見て

これが私をつくるんだと

頑固にしてきたもの

また取っ払うんでしょう?

「潮時だよ」

「君がいうなよ」って

私は思わず言っちゃうけど

決して変わることはない。

基本に立ち返り

基本として

元に戻す。

はい、始めよう。






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