突然ですが、クイズです!!
「ねぇ、おもしろい??」😆
先日の授業で年長さん(男の子)が急に
“あること”をして、こんなことを言ってきました。
さて、その“あること”とはいったい何のことでしょうか!??
お考えください!!
チクタク チクタク.........🤔🤔🤔🤔
チクタク チクタク......🤔🤔🤔
チクタク......😪😪
チーン!!!😯
正解は・・・
「(大人の腕に)鼻クソをなすりつけてくる」でした!!
幸いにも(?)被害をくらったのは私ではなく主婦講師さんの方だったのですが、普段は天使のような笑顔を浮かべる先生も今回はさすがにげんなりモード。
どれだけ注意してもまったくやめようとしないその様子に疲れ果てているようでした。
ただその子が
「ねぇ、おもしろい??」
と聞いてくるのはいつも通りのことではありました。
・カーテンが壊れそうなくらい引っ張っているとき
・大人の持ち物を勝手に持ち出してしまう
・片付けの時間に限って持ち物を散らかしてしまう
.......など
子どもによっては、大人が何を言っても目を合わせずに
“その行動(変化)自体を楽しんでいる”
という場合ももちろんあります。
でも、そういう子の場合は成長とともに客観的に物事が見えるようになってくるため、躾(しつけ)さえしていれば徐々に落ち着いてくるというのが個人的な見解です。
一方で、今回の場合はおそらく
“感情の読み取り能力”
に何らかの欠陥があるのかなと思っています。
その子はしっかりと私たち大人の目を見た上で
「ねぇ、おもしろい!??」
と聞いて、明らかにこちらがどんな反応をしてくれるのかまじまじと見ながら聞いてきています。
ただ、「叱られている」と「褒めてくれている」の違いをちゃんと
感じ取れていないがために、
「怒られている ⇒ 自分の行動に強く反応してくれている」という誤認
を起こしてしまっている。
だからどれだけ叱ってもその意味が伝わらない。むしろ、大げさに反応すればするほど荒れ方が大きくなっていくことがありました。
(実際、軽く流してあげた方が興味を失って落ち着くこともありました。)
ただその法則通りにいかないこともあるので、長期的に様子を見ながら傾向とその変化を観察していく必要があります。
もちろん、園(小学校)や家庭での躾の仕方次第で子どもたちがまっすぐ
育ってくれる場合もあります。
ただ一方で、周囲の大人が真正面から向き合っているのに、なかなか
子育てが思うようにいかないこともあります。
そんなときには
・(大人が)その子の特性を正しく理解してあげること
・(大人が)無理強いをしないこと/ハードルをあげすぎないこと
・(周囲が)保護者にも気にかけて相談に乗ってあげること
を常に意識して冷静に向き合っていくことが大切です。
年代や性別などによってある程度の傾向はありますが、子どもたちごとに気になるところや対処法はまったく変わってきます。
子ども4人兄弟でそれほど手のかからない家庭もあれば、子ども1人
でもなかなか上手くいかないということがあっても、何も不思議なこと
ではありません。
共働きの多いこの時代だからこそ1人で抱えこんだりせず、
素直に誰か近くの人間に“頼る勇気”をもっていきましょう。
🚑!!注意!!🚑
専門の医師免許を持っていない一般人が何らかの診断を下すことは一切できません!できるのは「こういう傾向がある」「こういう対策ならできるかもしれない」という、あくまで推測の範囲です。
専門医でも、低年齢の頃は「〇〇(発達障害など)の疑い」としか言えず断定できないことがあります。お子さまのそういった症状について正しく把握したい場合は、お近くの子育て支援センターなどで相談してみましょう。
ただ、「そこまでするべきなのかはちょっと悩ましい...」という場合には、いつでも伊瀬山(いせやま)にご相談ください!
電話相談では、お子さまのことを直接会うことができないからこそ、客観的にその時期特有の傾向についてもじっくりお話することができます。
伊瀬山 けんご