私が考えた竹林の地図記号

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デザイン・イラスト
 前回は、2つのアルファベット「P」が書かれたハート形のマツの実をまとったのが印象的な未来の「ハイマツ地」の地図記号について紹介しました。

 次は、竹で構成された林であり、防災機能の役割を持つ面もある「竹林」の地図記号について紹介します。

 従来の記号は、個人的にみると短い「ハ」の字の間に長いアルファベット「L」を組み合わせたみたいなイメージが特徴で、「竹が生えている様子とその影」から記号化したのが由来です。

 これを知った私は、考えながらその記号を確認したところ、以下のような疑問が湧きました。

「何回見ても『竹林』のイメージが思い浮かばず、木材の傘にしか見えないのでは?」

「『竹が生えている様子とその影』が由来であると知ってから、改めて画像検索で『竹が生えている様子』を見たが、似てなさ過ぎて、この記号を初めてみたとき『竹林』と分かる大人がどれぐらいいるのか?」

「自分からしたら『竹林』のイメージは簡単に描けるのに、なぜこの分かりづらいデザインにしたのか?」

「今までの従来の地図記号を見て思ったが、いくつかの記号はなぜ下側に右方向の横棒が存在するのか?」

 このように思った私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。

230114竹林_オリジナル地図記号.png

 漢字の「竹」とその絵とを融合した姿をデザインにしました。

 「かっこよさ」という要素、日本文化と日本にしかない唯一無二の地図記号を強調したデザインで、訪日客も含めて初見の方でも印象に残るような仕上がりにしています。

 これが将来、デジタルであろうがアナログであろうが実現して教科書や看板に載ることを願うばかりです。





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