自閉っ子をぐんぐん伸ばす10のこと ⑦主導権はおうちの方が持つということ

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コラム
 療育に通ったりいろいろな相談先などで、このようにおうちの方が主導的に取り組むように言われることがあると思います。それはどういう意味かというと、子どもをコントロールすることとイコールではなく、選択肢を提示したり、本心はどうなのかをいっしょに考えて提案(あくまで案)してあげるとよい、ということなのです。
 発達障害の子は何かの折に、どうする?好きなようにしていいんだよ、のように言われると、自分の好きなようにってどういうことだろうと思い、いろいろな選択肢がなだれのように押し寄せ、混乱して選べず、つらくなってしまうことがあるのです。
 その時にAとBどっちにする?とシンプルに択一式で提示すると、選択肢が少ないので楽に選べます。そしてその時に頭が整理されて、そこでできた区分が、次回たずねられた時に解答する助けになるのです。択一式でなく1つの案をこういうのはどう?という具合にたずねることもいいと思います。この場合〇か✕かの2択ということになります。
 しかしどちらかの方向へ誘導するようなたずね方をしてしまうとコントロールになってしまいます。誘導でなく提案、そしていつもいっしょに考えてあげるよという併走、ゆるみを持ちつつ理解のお助けをするということが主導権を持つということだと思います。
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