幕末の天才「吉田松陰」 Part5 自分が先陣を切る

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「第5章:自分が先陣を切る」


まずは自分から熱くなること。自分から動き出すこと。 その姿を見て、冷ややかになったり、離れていったりする人もいるだろう。 だが同時にその想いを受け止めて、一緒に熱くなってくれる人も必ず現れる。表裏一体。
誰かにとって否定的なことは、誰かにとって肯定的なことでもある。 だから自信をもって好きなことは好き、嫌いなものは嫌いだと言えばいい。
そうすれば、まわりの人間が入れ替わって、新しい友が次々と加わり、「事を成し遂げる空気」が生まれるはずである。 

同じ志に向かって、ともに歩める友人は貴重だ。 松陰は自分の弟子たちを「友」と呼び、場所を問わず学び、語り合い、本音をさらけ出し合った。 松陰は人を信じやすく、誰よりも優しかった。また誰よりもずば抜けて熱くなりやすかった。

その熱さに本気で付き合える人だけが、吉田松陰にとっての友であり続けることができたのだ。人生で会わなくなった友がいても、それで絆が切れてしまうわけではない。 本音をぶつけ合った者同士、その志はいつまでも心の中でつながっているものだ。松陰は志半ばで命を落とした。 だがその志を受け、明治維新はまさにおこった。


143大きな心を持つには

表面的な付き合いではなく、本当に大切にしたいと思う仲間が、 大きな勇気を与えてくれるというのに、損得勘定を捨てて、 正義のためにやろうとする気持ちが、 大きな高揚感を生んでくれるというのに、 そういう基本的なことをいい加減に考えて生きていたら、そのうち自分の人生が嫌になってしまいます。 


145集団の中で生きる

 清廉。どんな人といても、自分を失わない。 協調。どんな人といても、その人に調子を合わせて楽しめる。 

この清廉と協調というのは、バランスが難しいものです。 清廉でいようとすれば、世界が広がらないし、 協調ばかりしていると、自分を見失いやすい。 どっちがいいのでしょうか。 正解はありません。 
もしなにかを学ぼうとするなら、 清廉でも協調でも、自分の生き方に近い人物や本から学べばいいと思います。

ただ目指して欲しいのは、他人の考えを尊重し認めながらも自分の考えは周囲に流されず、ハッキチと述べることです。そういう生き方です。そういう生き方ができればそこが今あなたにとって、居心地の悪い場所だったとしてもやがて心ある人物を見方につけることができるはずです。


146力が目覚めるとき

自分の中に眠り、まだ日の目を見ない人望と才能。それを引き出してくれるのはほぼ例外なく自分の仲間になる人か、自分の師匠に当たる人物です。

だからこそ、品格が高い人ほど、誰と付き合うかをいつも真剣に考え厳しく選んでいるんです。


147仲間を助ける

仲間が道を踏み外していたら、 全力で叱りましょう。 
遠慮なんかいるもんですか。 余計なお世話だと思われてもかまいません。 その勇気が、一生の友を与えてくれるんです。


153駄目なものに尽くすこそ価値がある

チームに勢いがあって盛り上がっているときは、 誰もが忠義を立てるものですが、 勢いがなくなって衰えてくると、 急にいなくなったり、裏切ったりする人が増えます。
生き抜くためという理由もあるのでしょう。 ですが結局、最後まで踏ん張れなかった人は、 どれだけずば抜けた才能や技術があったとしても、 私は尊敬できません。 

すばらしいリーダーのもとでがんばる人はいくらでもいます。 

どうしようもないリーダーのもとで、 がんばれるからこそ、すごいのです。 
ほめられて、がんばる人も珍しくない。
怒られても、がんばれるからこそ強くなるんです。 
物事を成就させる方法はただひとつ。 それは「覚悟すること」だと思います。 


154人が動物と違う理由 

人には「五倫」 つまり踏みにじってはいけないもの"が五つあります。 ひとつは親子の愛情、ひとつは自分が大切だと思う人の気持ち、 それから夫婦の役割を認め合う心、年上を尊敬する心、 そして仲間との信頼関係です。

人が人である理由は「心」にあります。 そして人は、人の心に触れることによってのみ、 そこに進むべき道を見つけることができます
動物には絶対に得られない、人であることの最上の喜びは、 「尽くしたいもののために尽くせること」です。


156信じて疑わない

私は人を疑い続けて馬悪やるよりも、
人を信じ続けて、馬鹿を見る男になりたい。


157この世の仕組み

父は父らしく、妻は妻らしく、子は子らしく、先輩は先輩らしく、部下は部下らし自分の役割を勤めて欲しいです。そうすれば、この世はもっと平和になるでしょう。
この法則は、インテリや理屈っぽい人ほどなかなか理解してくれないんですよね。


162磨けばいつでも光る

人が生まれるとき、天は皆に才能を与えました。 でもほとんどの人は、目先の欲や些事にとらわれてその才能をためしてみようとすら思いません。教えてあげましょう。


165やるならとことんまで 
いいことをしたい。皆に喜んでもらいたい。 
それはいいことです。 ただ残念なのは、「月並みな奉仕」で考えが止まってしまう所です。
 百にひとつ、千にひとつ、万にひとつの 「飛び抜けた奉仕」を考えてみませんか。 

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