人格成長

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コラム
前に、宗像恒次「SAT療法」の中から、
どうすれば、人は、自己のあり方と行動を変え、人格成長することができるのか?
という部分を紹介しました。


今日はSATでいう「人格成長」のお話をします。
「人格成長」とは、これら感情や思考の矛盾がより少ない自己になることであり、人は、人格成長することによって初めてそれまでのこだわりの強い自己のあり方を変え、それまでの行動パターンから抜け出すことができる。
つまり、病気や問題をつくりやすい自己から、病気や問題を克服する可能性の強い自己へと変わることができる。

「感情や思考の矛盾」を減らし、「病気や問題を克服する可能性の強い自己へと変わること」。これを人格成長と呼んでいるんですね。
すなわち「ありのままの自分」で、臆することなく、問題解決に立ち向かい健康的な自分、ウェルビーイングな自分になること、といってもいいかもしれません。

また、この「病気や問題をつくりやすい自己」というのは、自分のことをどう定義づけているか、つまりどんな自分だと認識しているかという「自己イメージスクリプト」のことなんです。
ちょっと言葉が難しいですが、少し理解は深まりましたか?

SAT法では、本人さえ知らない隠れた情報に本人が気づくよう支援し、さらに、それをコントロールする方法についても本人が気づくよう支援していく。

SAT法がめざしているのは、行動・神経・内分泌・免疫・遺伝子発現系などすべての生体反応がプラスの生命エネルギーに変わるような癒しや人格成長であり、それを支援すること。

SAT法が支援の目標としている人格成長とは、最終的にスピリチュアルな成長を指す。何世代にもわたって世代間伝達、生物間伝達されてきた未解決なスピリチュアルな問題は、本人は無自覚ながら、それを解決しようとするエネルギーをもつために内的葛藤を起こし、解決できない無力感や虚しさに苦しめられる。

スピリチュアルな成長とは、ヒト以前の生物やヒトの前世代から伝達された問題を自分の代で克服し、次の世代にその問題をコピーしないということ。すでに子世代に問題をコピーしてしまっている場合は、それを消去するということ。それが、私という自己が、今ここに生きる意味である。
宗像恒次の話は、なんとも深くて、一度ではなかなか理解できないかと思います。
けれども、これこそSATの神髄であり、めざすところなのです。

「本人さえ知らない隠れた情報に本人が気づくよう支援」
このことを知ってもらうためのワークショップ「自分の行動を左右する潜在記憶のシナリオを理解する会」なども、以前させていただいていました。

自分の中(遺伝子の中の情報を含む)に未解決な問題があると、無自覚ながらも、解決しようとするエネルギーをもつ。
けれども解決できず、避けたり、逃げたり、見ないふりをしたりして生きてきたわけで、それしかないと思っているのですから、自分の中で矛盾が起こるのは道理なんですね。

解決できりゃ、それにこしたことはない。だけど無理だってー!...なんです。

そんな「無力感や虚しさ」を感じ続けることは、悪性ストレスであり、交感神経は興奮し高血圧、胃炎・腸炎、イボ、魚の目、肩こり、腰痛、吹出物、頭痛、冷え、便秘、痔、口渇…さまざまな症状が出てきます。
これら症状に耐え切れず、仕事中毒になったり、酒やたばこに溺れたり、暴飲暴食、ゲーム中毒、ネット依存もありますか...。
一方では、副交感神経反射によって下痢、頻尿、嘔吐、喘息発作、アトピー皮膚炎、アレルギー鼻炎など、かゆみ、鼻水、蕁麻疹等々が出てきたり、さらに進めば、好中球増多によるびらん性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などに苦しむことになるでしょう。

そうならないために、人格成長しろと...。

さらには、自分が成長することで未解決の問題を子供、すなわち次世代以降に引き継ぐな!というんです。
すごいでしょ?

なにも人格者になれということではありません。
自己矛盾を減らし、気になることがあるのなら、その解決行動をとれと、それだけのことなんです。




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