上場株式の相続税評価

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法律・税務・士業全般
被相続人(亡くなった方)は、証券会社を通じて、上場株式を持たれているケースも多いです。この株の評価はどのようにしたらよいのでしょう?
株価は毎日上がったり下がったりを繰り返しています。たまたま亡くなった日に急騰してしまっていたらどうでしょうか?
前日は1,000円だったのに、当日はストップ高となり1,300円になってしまっていたら、一日の差だけで評価が変動してしまうのは困りませんか?

そこで、国は考えてくれました。
次の4つの中から一番低い時の値段を使っていいよと言ってくれています。
それは、当日の終値、当月の終値の月平均、前月の終値の月平均、前々月の終値の月平均のうち一番低い値段を採用することができます。
例えば、当日1,300円、当月平均1,500円、前月平均1,000円、前々月平均
800円だった場合は、一番低い800円を使うことができます。
一安心ですね。

この月平均は自らエクセルで計算できますが、通常は取引証券会社に依頼すれば、4つの値段を出してくれますのでご心配いりませんよ。


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