【就活】就活するうえで、とにかく知っておいてもらいたいこと(面談・ES添削をしていて思うこと)

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ビジネス・マーケティング

そもそも、就活って昔っから何にも変わってない。

ESに書いたり、面接で聞かれそうなフォーマット、人気の企業ランキング・・・。ぶっちゃけ、私が20数年前に経験したことと全然変わらないな、と毎年思います。
おまけに、就活相談を始めた13年くらい前からでも、基本、変わってないですね。(*時代に合わせた移り変わりくらい・・)
時代とともに情報化社会は加速し、デバイスやアプリも日々進化する中、情報収集は簡単にできます。
どんな情報でもあっと言う間に共有される、ありがたい世の中です。膨大なテンプレートやヒントもそこらじゅうに転がってて、私と同じように就活ってこんな風にやれば楽勝!みたいなTipsも、SNSなどでテキストだけでなく動画で入手できたり、なんだったらオンタイムで意見交換もできたりする。まさに、鬼に金棒な気がします。
あそこの企業のエントリーはいつから??、面接の結果が来た人いますかー?、グルディスの状況はこんなだった・・、インターンではこんなことした・・。ネットだけに限らず、オープンチャットなどでも多くの情報が飛び交ってますよね。
五里霧中に企業をあさっていたり、信じていいのかわからないようなOBOGの情報に振り回されてた時代から考えると、ほんと情報化社会ってありがたい!と感じます。

なのに、就活のスタイルというかフォーマットってほとんど変わってないんです。どれだけのTipsを参考にしても、学生がアウトプットしてくる出来上がりも全然変わりないんですよね。

はて、なぜだろう??

いろんな経験をして、話題豊富なのに。。。

毎年毎年多くの学生さんと面談をし、ESの添削をしていますが、みなさん、とってもハイスペックなんですよね。これ、ほんと、マジで(笑)
おそらく普通にバリバリ働いてる一世代、二世代前の人なんかより遥かに優秀です。
部活やサークルで役職を務めあげたり、結果もピカイチ。バイト先で課題がどうのこうの、リーダーとしてあんなことこんなことやったなど、昔よりもより積極的にバイトの経営や業績、業務改善に関わってたりします。
ボランティア活動なんかも意識高く旺盛。

残念ながらコロナ禍で激減していましたが、海外への留学も、入学前からそのつもりで準備してる人も多いですし、留学先からの相談も毎年増えていました。コロナ前に戻ってきている今、留学を予定している人もまた増えてきました。

日頃からインターンで実際の現場を経験してたり、夏冬のインターンに突っ込んでる人もたくさん。
学業はもちろんそれ以外(資格など)勉強とかも具体性、積極性もある。TOEIC満点も普通に来ます。。(←うらやましい!)
デジタルネイティブな世代だからこそ、SNSのフォロワーが何万人とかいう人も来ます。(←すげー!)

なのに、いざ就活!!になると、みな五十歩百歩になってしまいます。質というか、出来映えに差がない。

嘘?と思う方、たくさんいるでしょう。
いや、ほんとですよ。

完璧!よくかけた、よくできた!
それ、全然、大差ないです。
 *注意:上に差がつかず、下には差がつきますよ。

これは毎年数百人程度しか見てない、私ですら感じることなので、企業の採用担当者(人事、HR)は当然のように感じているはず。。

はて、なぜだろう??

なぜ、差がつかないのか?? 

自分がESに書いたこと(書こうとしていること)、自己PRやガクチカとして話したこと(準備していること)って、だいたい下記の内容に収まります。

<ガクチカ>
バイト、サークル、部活、学生団体、インターン、学業(ゼミ、研究など)、留学、ボランティアなど

<スキル、強みなど>
英語、コミュニケーション能力、課題解決、リーダーシップ・・・

いや、そんなことはない!と思われる方。
それは、実は上記カテゴリーまで煮詰まってない場合がほとんどです。

つまり、学生さんが言えること(アピールできること)って、突き詰めればバリエーションはそんなないんです。みんな言ってることはほぼおんなじなんですよ。

え、じゃあ、差ってどこでつくの?
差別化するポイントって?
企業側(人事、面接官)はどうやって判断してるの??

答えは2つ。
そこから何が言えるか? を書いてますか?(言ってますか?)
とにもかくにも伝え方(それでちゃんと相手に伝わると思ってる??)

いやいや、そんな、と思う方。
まずは大きな勘違いから正してみましょう。

そもそも何が間違っているのか??

大きな勘違いとして、ESでも面接でも、根本的に「オレすげー!私すげー!」というアピール合戦ではありません。

確かに、自己アピール!って、いかに自分がやってきたこと、どれだけ自分が採用に足る人物なのかアピールしたくなりますよね。

だって、そうでしょう。ESでも面接でもそういう質問ですから。

アピールって言われてるし、とにもかくにも自分を大きく見せた方がいいんじゃない?
ボク、部活でこんな成績残しました!とか、バイトの売り上げこんな風に達成しました!
私、こんなボランティアやりました!留学先でこんな経験しました!

みんなそう思うわけです。
でも、ちょっと待ってください。

さっき書いたように、学生のみなさんがやってきたことのパターンって数パターンに収まりますし、ほぼみんな一緒ですよ。

え、だったら、結果がすごいほうが差別化できるよね??って思う方。
じゃあ、志望する企業でそれ即戦力でやります?
たとえば、サッカー部で全国優勝メンバーです!
いや、就職してサッカー選手として活躍するつもりならいいですが、違いますよね。

実際、毎年ESなどの悩み相談で、たくさんいらっしゃいます。
ボク、友達みたいにサークルとかバイトで実績がないんですよね。。
私、役職とかリーダーとかやったことなくて。。
友達は部活で全国大会とかいってるんですけど、そういうのなくって。。

まさに大きな勘違いです。

別に、全国大会出場メンバーをそろえたいわけじゃないんです。
(侍ジャパンとか狙ってるわけじゃない)
なんだったら、万年補欠で・・とか、毎年初戦敗退の弱小チームで、、バイト先コロナでつぶれちゃって・・とかでも全然かまわないんです。

じゃあ、何が必要なのか??

本当に伝えないといけないこと・・・再現できますか??

みなさんが、やらないといけないこと。
それは、まず
1.自分がしてきたこと(経験)から、何が言えるのか?
 成功・失敗体験で行ったこと、そこから得た教訓。プロセスから得た
 スキル。そして、なによりも、それが企業で活かせるのかどうか?
2.それらを相手がわかるように伝えられているか?
 思っている以上にみなさんが言ってることは、何言ってるのかわかりませ
 ん。ESを見ても、正直めちゃくちゃ読み返しても何が書いてるのかさっぱ
 りわからないです。
3.それ、企業で、仕事で再現できる??
 これめっちゃ、大事です。本当はもっと声を張り上げて言いたいくらい。何を経験してても、実績を積んできてても、それを企業で仕事で発揮できないと意味がありません。

日本のプロ野球で成績残しても、メジャーで結果ださないとたちまちクビになってしまうのと同じようなもんです。。

多くの学生さんが書いてる・話していることは、ただの事実の列挙(やったことをダラダラ書いてる・話してるだけ)に過ぎません。その内容(結果)が素晴らしい(華々しい)ものであっても、読んでる人・聞いてる人には、「で、何??」という疑問しか出てこないんです。

なんだったら、それを何百、何千と見せられてる(聞かされてる)と、「ハイハイ、で、何だっけ?」という状況です。

まさにいまESを書こうとしている人、面接に臨もうとしてる人。
上記2点を気を付けるだけでも、ほかの学生と差はつきますよ。
たった3つだけです。
1.自分がやったことから、何が言えるのか?
2.相手にちゃんと伝わるようにしてるか??
3.それ、企業で、仕事で再現できますか??
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