商業出版して人生変わった方々2

記事
コラム
今から19年前のことです。
まだ書籍編集者1年生の私は代表作もなく、半人前以下の気持ちで何とかしたいと思っていました。
その頃、たまたま紹介された恋愛心理のウェブサイトを運営している人に興味を持ちました。
LINEがない時代、メールでの連絡が主流です。
彼氏からのメールの返事が遅くて待つ女性がどうすればいいかを徹底的に心理分析して解説していました。
当時としては新しく、めちゃ面白かったんです。
そこで、『メル返待ちの女』というタイトルで書籍化しました。
タイトルの重要性に関連するのですが、『アンタのメールはやる気がない!』という逆のアプローチのタイトルと悩みに悩んで『メル返待ちの女』に決めて、『アンタのメールはやる気がない!』を帯のコピーにしました。
その頃の恋愛エッセイは上から目線で恋愛指南する本が主流でした。
そこで、同じ目線に立った彼の本は書店でも目立つ存在となり4回重版がかかるベストセラーとなりました。
・権威性のある人が上から教える
・裏付けのある知識がある人が同じ目線で教える
テーマによって、この2点を意識しないと結果が大違いになると編集者として学びました。
著者はデビュー作のヒットから約10年にわたって各出版社からオファーが継続して、恋愛論の専門家という地位をつかんだのです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す