"自分のことがわからない"を乗り越えるためにやったこと(後編)

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コラム
こんにちは。ジメジメとした日が続きますね。気温も上がってきて、夏が近づいているんだなーと感じる今日この頃です。

さて、前回の続きを書いていこうと思います。「自分のことがよくわからない」そう思ったときに、こんなことをしたよというお話です。

▼前編はこちら

自分のことがわからない状態を脱却するために、僕は「思ったことを言う」「やりたいと思ったことをやる」というシンプルな心がけを実行することにしました。

すると・・・

たくさんのブレーキをかけている自分と、たくさん出会いました。


「こう思うんだけど、言ったらまずいかな・・・」

「言いたけど胸がドキドキするからやめておこう」

「あー相手の言うことに流されてるー」

「これやって失敗したら恥ずかしいからやめておこう」


ああ、ずっとこうして生きてきたのかーと。こうして自分を抑え込んでいたのかーと。

だから、その抑えようとしている段階で止まるのではなく、進みました。言うように、やるようにしたんです。でもそれは、実は100%全部ではないです。言いたくても言えないこともあったし、やりたくてもできないこともありました。でも、少なくともそれまで以上は実現していたと思います。

すると、大変なことが起きました。



ひとつは、喧嘩が増えました(苦笑)



職場であったり、友人であったり。飲み屋のママさんに怒られたこともありました(笑)

原因はたぶん、意見がストレートすぎたからかな?と思います。「思ったことを言おう」という決まり事を実現することで精一杯になって、表現が下手くそだったり、相手への配慮がなかったり。その結果かなと。

特に職場は、未経験の業界に飛び込んだばかりなのにミーティングなどで思ったことをバンバン言ってたので、かなり強い逆風が吹き荒れました。

それでも、「思ったことを言う」ということをやめることはありませんでした。続けてみた。これが結果的によかったかなと思います。

あ、あと手帳にも思ったことを書くようになりました。何か思っているんだけど、どう書いていいかわからないときもありました。でも、わからないときは「自分は今何を思っているのかがわからない」「何を書いていいのかわからない」という現状を書き出したりもしていました。




また、もうひとつ。
うまくいかないことが増えました。



何事も経験が少ないから、やってみても大抵うまくいかない。

先ほどお伝えした通り、未経験の業界に飛び込んだのはよかったのですが、初めてのことだらけで苦戦する毎日。評価もなかなかあがりませんでした。

正直、もう仕事辞めようと思ったことは何度かあります。結婚もして、子供も生まれて守っていかなきゃいけない人たちがいるのに。まだまだ弱い自分がそこにはいました。

でも、なんとかなんとか踏みとどまりながら、思ったことを適度に言いながら、やりたいと感じたことを始めてみながら、毎日を過ごしてきました。


その結果・・・



仕事はマネージャーなどの管理職を経て独立。今年、本の出版オファーをいただくなど実績が生まれ始めました。そして、明確にやりたいこと、目標もできました。今はそこに向かって歩んでいます。

プライベートでは、絵を描いたり、作曲してみたり。表現したがっている自分がいます。

そう、すごくささいなことかもしれませんが、自分の思ったことを言い、やりたいことをやってきたからこそ、自分のことが少しずつわかってきて、いい結果に結びつき始めたように感じています。

自分を抑制するクセ。これは非常に厄介です。日頃からこのクセがあると、生きたいように生きられるわけがありませんね。だって、抑制しているんだから。

個性が大切!そう言われながらも、個性を出すと周りから叩かれたり後ろ指さされたりするような社会があります。周りの空気を読みながら、バランスを取って生きる人が評価されます。

その中で、自分の思ったことを言ったりやったりすると、うまくいかないことの方が多いかもしれません。

でも、そうして学んでいくというか・・・自分との距離感、社会との距離感。どうやったら相手に伝わるのか、そのための上手な方法、など。

何かが一気に変わる、ということはありませんでした。少しずつ、少しずつ、かな。開かない蓋に少しずつグググっと力を加えたり、何かで叩いてみたり。そして少しずつ緩んでいくような、そんな感じです(わからない?

根底には「もっと自由に生きたい」という思いがあります。それが原動力なのかな。

もちろん、これは僕の場合、という話であって、誰しもに当てはまることはないと思います。こういうやり方もあるんだなー程度にとどめておいてください。人それぞれ、合うやり方が必ずありますので。

何か少しでも参考になれば嬉しいです。では今日はこの辺で。


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