僕は10代〜20代が終わるぐらいまで、ずっと自分のやりたいことがわからなくてモヤモヤとしたまま生きていました。
でも、40代を迎えて、ようやく生きている実感を得られるようになりました。
振り返ってみると、こういうことが大切だったんだなっていうのが自分の中にあるので、綴ってみたいと思います。きっと、斬新なことではないし、ありきたりな言葉かもしれませんので、期待はしないように・・・笑
唯一、小さい頃から興味を持ってたのが、野球でした。みんながゲゲゲの鬼太郎やドラゴンボールにはまっていたのに、自分だけ野球中継を見ていました。
小学校3年から野球チームに入って中学までずっとやっていましたが、高校1年生の頃、あっさり辞めてしまいました。
理由は、情けない話ですが、夏の練習がキツくて。
高校入学したての頃は、練習がキツイと思いつつなんとか喰らいついていたのですが、怪我をして2ヶ月ほど離脱したんです。そして夏の練習からいきなり復帰したので、練習は全然ついていけないしキツイし、周りとの差も感じて絶望してしまったんですね。(高校野球の夏練はかーーーなりスパルタ。今思えば無謀すぎた笑)
野球も好きでやってたのか、なんとなくやってたのか。今でもそれはよくわかりません。たぶん、お父さんが野球をよく見ていたからなのかなって思っています。お父さんが好きなものだから、自分も好きになろうとしたのかなって。
自分から野球がなくなって、暇になって、友達と遊んだりしていましたが・・・余計に道を見失ってしまったように思います。
自分は何がやりたいんだろう?
自分は何のために生きているんだろう?
その悩みはずーーーーーっとまとわりつきました。
スノーボードをやってみたり、楽器をやってみたり。仕事も1年に1回転職するぐらいのペースでいましたが・・・それでもわかりませんでした。
結局、限界が来てしまいました。僕はあるときを境に仕事ができなくなり、精神科へと通うことになったのです。
そんな僕が、30代になってから、ある答えに辿り着きました。
それが
「目の前にあることへ100%、打ち込もう。」
たくさん何かを選ぼうとして、あれでもないこれでもない、という感じで歩んできました。もう、それに飽きたのだと思います。
もう一つ大きいのが、結婚したこと。
30歳の頃、僕は結婚をしました。その1年後、子供が生まれました。
僕の人生は、もう自分のためだけでは無くなっていました。今までのようにそ仕事を簡単にやめるわけにはいきませんでした。
どうせやるなら、とことんやってみよう!
仕事に打ち込み、いろいろ勉強していく中で、最初から結果が出たわけではないのですが、褒められることが増えてきたり、人との繋がりが広がっていったり。
少しずつ、手応えを感じたんです。やれば結果が出る!なんて簡単なことは言いたくありませんが、結果が出るときも、前よりは増えたんです。
そこで僕は思いました。ああ、こういうことだったのかと。
今なら昔の自分にこう言うでしょう。「悩んでる暇があったら今の仕事でとことんやってみたら?」と。
それができないから苦しんだんですけど・・・笑。でも、すぐに仕事を辞めたり継続できない自分を歩み続けたからこそ、そんな自分から脱しようと思ったのだし、決して無駄ではなかったと思います。
やりたいことがわからないとき、今目の前にあることに100%で打ち込むこと。それが僕なりの答えです。「できないなぁ」そう思うのはダメというわけではなく、まだそのときでもないのかもしれませんね。