自分のこと

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コラム
【自身のSNSより転載】

何から書こうかな。
自分のこととなると途端に難しいですね。
ですが、自分のことを知ってもらうことは今後も施設を継続していくためには必要なことだと思っています。

どんな奴がどんな想いで何を目指してしているのか。

当施設は皆様、支援者様やフォロワー様のお力をお借りして初めて活動することができています。

「(当施設)って新聞で見たけど応援して大丈夫なところなの?」

こう思うのは当然のことだと思うし、私も自分のことを知らない人からご協力していただくのは心配な部分もあります。

自分が、当施設が、その方から応援していただくに値する存在なのか心配になります。

保護施設はたくさんあって私なんかより経験の長い人、志の強い人もいるでしょう。

そちらじゃなくウチで大丈夫なのか心配になります。

本当はお会いして見定めていただきたい。
「この人、私とは合わないな……」と思われたらそれも致し方ないし、他の団体様を応援してくださるなら救われる動物達は増えるわけで何の問題もないです。

というわけで少しだけ自分のことを書きます。

1980年代、大阪の南の方の浦川産婦人科という病院で生を受けました。

……

……冗談です。

「そこからっ!?」と驚かれたでしょう笑

では気を取り直して

小学校低学年の時に映画の「ハチ公物語」をテレビで母に抱かれながら見ました。

「あんた……泣いてんの?」

私の身体の震えに母が気付き、そう声を掛けられたことを今も鮮明に覚えています。
母もTVを見て泣く姿を見て初めてのことで驚いたのでしょう。

えずくぐらい泣きました。

当時、動物の健気さとかは理解出来てないはずなので、ずっともう戻らない先生の帰りを待ち続けるハチ公の気持ちが堪らなかったのだと思います。

動物には感情があるとわかり「すごいな…」と感じたことが動物好きのキッカケになりました。

続いてインコのピー助を亡くしました。

小学六年生の卒業式前日でした。

一晩中泣き続け卒業式が始まる前から目をパンパンに腫らし、ふっと思い出すとボロボロ涙が溢れる卒業式でした。

当時の同級生はきっとその事実を知りません。
泣くという行為が恥ずかしくて隠していたのだと思います。

「別れ」という辛さ、恐怖、悲しさ、寂しさ、初めて経験しました。

社会人となりあまりの忙しさに「動物と暮らす」ことは考えられませんでした。

毎年、殺処分問題を取り上げた番組がありました。

その都度胸を痛めました。

「なんで殺されらなあかんの?」

狂犬病の問題とかあるけどそれならデカい山を買って柵付けて避妊手術してあげてそこに住ませてご飯あげたら殺さなくていいんじゃないの?

これって自分でできるんじゃないの?

とめちゃくちゃ安易な考えで調べました。

すると似たようなことをしている保護施設がありました。

「保護施設!?」
初めて存在を知りました。

飼い主から保健所に行くまでの間に手を差し伸ばしている人々がいることを知りました。

すぐに見学に行きました。

「この子たち、みんな捨てられた子!?」
あまりの数にまたしても泣きました。

「なんでなん!?なんで捨てるの!?」
訳がわかりませんでした。

理由を知るには現場に行くのが1番手取り早い。
ネットで調べられることなんてたかが知れてる。
体験してみないとわからない。

同時になんて尊い活動なんだ!
この子たちのために働けるなんて!
と胸が熱くなりました。

どうしてもその施設に身を置きたくなりました。

勤めていた会社を退職しました。

ここからスタートし、今に至ります。

この子たちのために自分には何ができる?

はじめの感情です。

それが今も変わらない。

今も心の中いつも思ってることは「何ができる?」です。

そう思われてる方も少なくないのではないですか?

一緒ですよ。

既に活動している私が思うこと、
「何ができるんだろう?」と考えてる人、

一緒です。

ただ日々痛感していることは
能力だけあっても難しい、
お金だけあっても難しい、
気持ちだけあっても難しい、
困難の連続です。

それでも気持ちだけは最後の最後まで持ち続けたいです。

気持ちが芽生えたことがスタート。

それは最後まで持っていきたい。

と、相変わらずあっち行き、こっち行きの文章、キッカケとなった出来事は事故猫の保護のことなど他にもありますが、いざ書くとなると小説レベルになると感じてしまったところで終わります。

最後に。
いつもお見守りくださり本当にありがとうございます。

本当に皆様のおかげで活動できております。

救いの手が必要な子たちに手を差し伸ばすことができています。

2023年も保護動物たちのことをお見守りいただければ幸いです。

どうかよろしくお願い致します。


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