まず始めにあなたに知って欲しいFXの真実

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マネー・副業

第一章:FX は 9 割が負ける世界

あなたも一度は聞いたことがあるかもしれません。
FXでは9割が相場から退場を余儀なくされ、残りの1割の中でも、5~10年後生き残り続けているのはそのさらに1割だと。

FXの相場に参加しているのは、自宅のパソコン前に座っている私たち個人投資家だけではありません。
銀行、証券会社、機関投資家、保険、輸出入企業など、多くの人や組織がFX に関わっています。

FX=外国為替証拠金取引ですから、特定の二国間の通貨の強弱バランスでレートが上下に絶え間なく動いています。
各国の経済状況やニュースを基に、通貨のパワーバランスは常に変わっており、 逆にそれが儲けるチャンスであると同時に、損失を被るリスクでもあるのです。

世界には私たちが慣れ親しんでいる円やドルだけではなく、 ユーロやポンドなどの主要通貨、オーストラリアドルやニュージーランドドルなどが存在 しており、FXは世界各国の通貨と通貨の交換です。

そして私たちはその通貨の取引での差益(あるいはスワップポイント)を狙い、日々トレードをしています。

最初にお伝えしたように、FXは私たち個人投資家だけが参加しているわけではなく、 多くのプロが参加している世界であり、FXは※ゼロサムゲーム(厳密にはマイナスサムゲーム)なので、誰かが儲かれば誰かが得をする弱肉強食の戦場です。
【※ゼロサムゲーム=一方の為替レートが上がれば、必ずもう一方は下がることになるため、 誰かが得をしていれば損をするという構図を言う】
【※マイナスサムゲーム=FXは証券会社を通しての取引となるため、スプレッドや手数料などのコスト があるため。
また儲かったお金に対しては税金が発生するため】

つまり、その道何十年のプロフェッショナル集団と、私たち個人投資家は同じ戦場で戦うことを余儀なくされた残酷な世界にあなたは進もうとしているのです。

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あまり例えは良くありませんが、何年もゴリゴリに鍛え上げ、
武器や格闘などの戦闘技術を日々絶え間なく身につけている外国の軍人達と、ある日いきなり1:1で戦わなければいけなくなったとしましょう。

あなたは彼らに敵うと思いますか?

元々格闘に精通していたり、何かしらの鍛錬がある人以外、答えはNoですよね。

いきなり脅かすような解説から入ってしまい申し訳ありませんが、
このあたりをよく知らずにFXに安易に参加してしまう人は多いです。
かくいう私もFX参加当初は、これらのことを全く知りませんでした。

ただ単純に「儲かりそう」「簡単そう」という安直な幻想を抱いて業界に入ります。
しかし残念ながらと言うべきか、当然のことながらと言うべきか、必ず負けて資金を失います。
当たり前の話ですよね。

私が言いたいのは、「これからあなたがやろうとしていることは戦場に行くことと同義」 「戦場に居る猛者と対等以上に戦うなら鍛錬をする以外に勝ち目は無い」ということです。

つまり、「簡単」「すぐ儲かる」「脳死」などとは無縁の世界であり、
日々考えて考えて行動し続けなければその道の先に光は全くないということです。

第二章:FX のサインツールで長期的に勝ち続けるのは不可能

巷には多くの※サインツールが出回っていますね。
【※サインツールとは、チャート上で矢印やポップアップや音などでエントリー箇所を示してくれるインジケーターの意】

もしかしたらあなたもこれまでに1つや2つ、あるいは何十個と購入した過去があるかもしれません。
断言しますが、サインツールで勝ち続けられるほどFXの世界は甘くありません。

多くの人が勘違いをしているのですが、「サインツールを手にした=聖杯を手にした」そう思ってしまうのです。

まぁそれは致し方ない部分もありまして、販売者の多くが「高勝率」「過去勝率○%」などと興味をそそる文言であなたを誘っているからです。

しかし、そのような数万円程度のツールで本当に勝ち続けられるのであれば、FX の世界で9割が退場するという事実はあり得ず、逆に9割が勝ち続けて1割が退場する世界であってもおかしくないですよね。

サインツールというのは、特定の※インジケーターを用いて「ある条件の時にサインを出す」だけのものです。
【※移動平均線・ボリンジャーバンドをはじめとするトレード補助ツール】

相場の状況、流れ、そういったものは関係なく、簡単に言えば、例えば移動平均線がクロスしたときに矢印が出たり、RSIとストキャスティクスが○に達したら矢印が出るというだけのものです。

多くのインジケーターが※遅行指標と言われているので、それを幾ら組み合わせたところで優秀なエントリーポイントを常に導き出すことは不可能なのです。
【※遅行指標=ほとんどのインジケーターが終値ベースで平均化して描画しているため後付けである】

多くの初心者が勘違いをしてしまう部分が、
「相場は人が動かしているモノであってインジケーターが動かしている訳ではない」ということです。

インジケーターを盲信してしまい、相場を動かしている人のことを考えることが出来ないため、当然勝ち続けることが出来ません。

しかしタチが悪いのが、サインツールが全く勝てないかというとそうでもないというところでしょうか。

これで多くの人が勘違いをしてしまい、大切なお金を失ってしまいます。
例えば、裁量判断無しでサインに従っても勝率は長期的には20~30%程度に収束するとしましょう。

しかし、※大数の法則でも唱えられているように、この勝率はあくまで回数を重ねれば重ねるほど収束するというモノであって、短期的にだけ見れば勝率が60%ということもあるのです。
【※大数の法則=コインの表裏を当てる確率は1/2(50%の確率)であり、それは実験の回数を増やせば増やすほどその真の確率に収束するというもの。
逆に言えば短期的には80%や20%などの偏りが起こりうるというもの】

つまり、サインツールを購入してすぐの数回の取引ではたまたま地合が良くて、サインが相場と合致して勝率が偏って90%だったとしましょう。

「これは凄い聖杯を手にしたぞ!」と考え、当然そのツールを使い続けますよね。
しかし、最終的に勝率は本来のモノに収束しますので、結果的に勝率が30%になってしまって、口座の資金が全損するということが起きます。

しかし残念なことに多くの人はそこでこう思うのです。
「今回のサインツールはなぜかあまり勝てなかった。もっと良いサインツールがあるのではないか?」

これが終わりの無い”聖杯探しの旅”の始まりであり、
サインツールやインジケーター地獄から抜けられずに、
”多くの時間とお金を失うだけ失ってトレーダーとして何も成長できない”
悪夢のノウハウコレクター誕生秘話となるのです。

多くのサインツール販売者は、長期的な勝率の算出とその提示を行いません。
なぜなら、サインツールが優秀では無いということを自ら露呈することになるからです。

相場状況というモノは、その時々で変わり、毎日違う形を形成しています。
一貫性があるとかないとか未だに議論されているものですが、
過去にはリーマンショックやコロナショック、戦争やテロなどが起きて暴落したりが起こっていますから、そんな状況下でも勝ち続けることが出来るサインツールなど存在しないのです。

なので販売者は直近3ヶ月の勝率しか提示しなかったり、バックテストでも都合の悪い年を含めていなかったり、あるいは負けている箇所を「自分の裁量判断を入れてエントリーを回避した箇所」などと言って、サインツールを売るためにあの手この手で謳うのです。

結論、サインツールもインジケーターも、もし使うのであれば、
【あくまでトレード補助ツール】という位置づけにし、大切な相場と己の裁量で向き合いながら上手に使う必要があるのです。

第三章:EA で楽して儲かるは幻想

これまでにサインツールやインジケーター任せのトレードでも、
一生懸命勉強して挑んだ裁量トレードでも勝てなかった人が次に手を出しがちなのが、※EA(自動売買)です。
【※EA=MT4やMT5で稼働するExpert Adviserの略。海外ではRobotと呼ぶ】

「自分は裁量に向いていない・・・そうか、なら裁量判断を必要としないロボットに任せれば良いのでは無いか?」と思うのです。
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しかし、これもサインツール同様に、プログラムするのはやはり遅行指標であるインジケーターを用いての条件付けや、多くのそれらの組み合わせに過ぎないため、どんな相場状況にも適用する万能ロボットでは無いのです。

やはりこれもサインツール同様、数万円で一生涯稼ぎ続けられる万能ロボットが手に入るなら、誰もがそれをして億万長者続出なはずなのに、現実はそうでは無いのです。

従いまして、【裁量が出来ないから EA の方が良い】というのは幻想に過ぎず、EAはEAで高度なマネジメントスキルを要求するロボットなのです。

結局は自分で相場状況を把握して稼働を停止したり、資金管理をしたり、
ロボットに任せられる部分とそうで無い部分がありますので、それをしっかりと理解して使わなければあっという間に口座資金が吹っ飛んでお終いです。

そしてこちらもやはり多くの販売者が自分のEAを売りたいがために、
都合の悪い年以降のバックテストのみの掲示、またはバックテストレポートでは無くエクセルで書いただけの結果の掲示、あるいは※過剰最適化を加えて無理矢理成果をよくしたレポートの掲示をしてあの手この手で情報弱者に売りつけたいと考えているのです。
【※過剰最適化=カーブフィッティングの意。
EAの各パラメーターを過去の相場状況に合わせて最適な数値を無理矢理導き出す事。これだけ聞くと良く聞こえるかもしれませんが、実際は未来の相場において通用しないケースが多い】

しかしながら、EA が全く使えないわけではありません。
私自身が開発して使っているものもありますし、人様のEAを使ったりもしています。

全てのEAが使えないと言っているのでは無く、
【使えるEAを見極める必要がある】【EAを使う技術を自分が養う必要がある】ということなのです。

第四章:多くのトレーダーが似非トレーダーで、情報商材屋さん

トレードで勝てないと、「もっと他に優秀なサインツールは無いのか?」
「画期的なインジケーターの組み合わせをした画期的なノウハウは無いか?」など、あらゆる情報商材またはコンサルティングなんかに目が移ってしまいます。

あるいは、最近流行のTwitterでの先出し配信やオンラインサロンに参加して、配信者のレートで、脳死状態でエントリーして利確・損切をしているかもしれません。

別に情報商材の販売や先出し等を否定しているわけではありません。
実際に私は情報商材屋ではないと自分では言っていますが、他者から見たらただの情報商材屋の一人としか見えないかもしれません。

要は、ノウハウコレクターになってしまっている状態で、商材を購入しまくってろくに検証や努力もせず、少し勝てなければ次へ目移りする人を非難しているのです。

それと同時に、先程からお伝えしているように、実際は勝てないサインツールやEAをあたかも勝てるかのように錯覚させる誇大広告気味な情報商材屋や、実際はトレードをしていない似非トレーダーでありながら情報商材屋をやっている人を非難しているのです。

あなたが今現在薄毛に悩んでいるとしましょう。
悩みに悩んだ末、AGAの検査をしにクリニックに行きました。
ところが、そこの医師がゴリゴリに禿げ上がっていたらあなたはどう思いますか?
「とても薄毛の悩みを解消できそうに無いな・・・」と思いますよね。

つまり、説得力が無いですし、薄毛を改善できるというエビデンスが皆無なのです。
この FX 業界、並びに情報商材業界とはそれと同じ事が起こっている世界です。
これまで十数年間あまり変化がありません。

常に【情報弱者=カモ】として搾取され続けて、そして搾取する側は儲かっているのです。
この構図に変化が起きていないのに加えて、むしろ今は副業ブームで多くの人が副業に挑戦しようという流れでより一層この構図に拍車が掛かっている状態です。

世の中には、自分が勝ちトレーダーになったキッカケや、トレードの本質を教えている素晴らしい情報商材屋さん(今の時代はもうインフルエンサーの方が適切かもしれません)は沢山居ますので、そういった人は別です。

あなたにはそういった前者・後者の人達の違いを見極められるようになって欲しいですし、それ以前に、まずは過去購入した商材でも良いので、しっかりともう一度初心に返って勉強して、検証して、実践する「根気」を磨いて欲しいと思います。

あなたが私のこのブログをご覧下さったことは嬉しいですし、
是非頑張って欲しいと願いこのメッセージを書いているわけですが、
あなたが私を信じる理由ってなんですか?
もしかしたら私も似非トレーダーや情報商材屋さんなのかもしれないですよね。

人というのは、人を信じる(この場合情報商材屋)というよりかは、
それを信じる自分を信じたいという、ただの願い・祈りの場合が多いです。

つまり、今この瞬間私を信じているというよりは、「FX の鬼を信じたいと思っている」、あるいは「FX の鬼を信じる自分を信じたい」「裏切られるのが恐いから考えないようにしている」など、願いや願望やお祈り要素が強いですよね。

それがあなたを盲目にしてしまっていて、大切な事を見えなくさせているのです。
だからいつまで経っても楽して儲けようという精神から抜け出せないし、
自分が勉強して検証して実践して技術を身につけるという行動を取れないのです。

極論、情報を提供する側が似非だろうと本物だろうとどちらでも良いのです。
大切なのは、あなたがその情報を手にした時に、「どう考え、どう行動するか」です。

第五章:FX は楽して稼げるものではない。職人にならなければいけない

これまでに、サインツールやそれらを用いた手法ノウハウやEA等を、
何も考えずに使い続けて勝ち続けることが出来ないと言うことを説明してきました。
つまり、「楽して儲かる世界では無いよ」ということをあなたに分かって貰いたかったのです。

かくいう私も、過去は散々な男でした。
次から次へとサインツール、情報商材、うん十万円のコンサルなどなど、
これまでに2000万円以上を使い続けて、「どうにか楽して儲けよう」と考えていました。

でも蓋を開けてみたらかえって自分を苦しくさせているだけでした。
沢山のお金を使って、時間を失って、その間は当然ストレスが尋常では無いほど溜まりましたから夫婦仲が悪くなることもありましたし、子供とのかけがえのない時間を犠牲にもしていました。

「楽して儲けたい」が結局のところ「ものすごい遠回り」をしていたことにようやく気付いたところから私は初心に返って1から勉強をしました。
「もうすでに知っているよそんなことは・・・」というようなことも、
初心に返って勉強してみると、これまでには見えてなかったモノが見えるようになりました。

これまで遠ざけていたローソク足の形(プライスアクション)、MTF分析、理論など、全てと言って良い程の知識を毎日勉強して、都度チャートと睨めっこしました。

勉強を繰り返す内に私はこう思いました。
「あぁ、これまでやってきたことは努力でも何でも無くただの怠慢だった。
結局多くの勝ちトレーダーが口を揃えて言うように、トレードで勝つために大切な事を自分自身で遠ざけてきたから勝てなくて当たり前だった。
彼らは最初から大切な事を私に伝えてくれていたけどそれを私は理解できなかったし、面倒な事だと思っていたし、そんな努力しなくてもサインツールで勝てるならその無駄な努力や時間を短縮した方が効率良くない?と考えていたことが全て間違っていた」

ようやく勝ちトレーダー達の言っていることがそこで理解できましたし、
結局楽をするために選んだ選択肢が究極に遠回りすることになりましたし、
その選択が時間もお金も捨てていることに気付いていなかったことがとても愚かだったと思ったのです。

冒頭でもお伝えしたように、トレードの世界にはプロの猛者が勢揃いです。
彼らは私たち個人トレーダーをカモだと認識しており、狩りに来ます。
彼らに狩られないために、武装して身を守る術を身につけなければならないのです。

素人にいきなり家は造れません。
大工さんとして見習いから師匠に弟子入りして、師匠を見て技術を習得し日々鍛錬します。
そうしてようやく一人前の大工さんとなり、家を造ることが出来るのです。

トレーダーはそれと同じ技術職だと私は考えます。
小手先の技術でどうこうなる世界では無く、今後長く相場の世界で生き残り続けるためには「学び」「検証」「実践」という、常に思考と努力が必要になるのです。

「FXでお小遣い稼ぎできれば嬉しいな♪リンリン」なんていう甘い世界では無いのです。

多くの偉人は次のように語っています。
イチロー氏:
「結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる」
「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。
努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」
「しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。」
「無駄なことって結局無駄じゃない。遠回りすることが一番近道」
「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だ」
「壁というのは、できる人にしかやって来ない。越えられる可能性がある人にしかやって来ない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている」

トーマス・エジソン氏:
「天才は 1%のひらめきと 99%の努力で作られる」
「才能の差は小さいが努力の差は大きい。継続の差はもっと大きい」

王貞治氏:
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない」
「練習を怠る人が上手くなることはないんですよ。修練して上手くなった人がより上手くなるんです」

いかがでしょうか?
まだまだあなたにお伝えしたい偉人の名言は沢山あるのですが、このくらいにしておきましょう。

もしあなたが彼らの言葉を聞いても尚、「偉人だから言えること」と思うのであれば、「FX で稼げるトレーダーになる」という事が現実に訪れることはこの先も無いでしょう。

偉人はなるべくして偉人になっていて、自分の中で大切にしてきたこういった自分理論を持って常に目標を持って努力をしてきたからこそ、こういった事を言える訳で、それが後に実績とともに名言となっているのです。

最後までお読み下さりありがとうございました。
引き続き、私の教材で学んで頂きたく思います。
大切な事は、学んで終わりではなく、検証と実践であり、
常に考えること、行動し続けることを忘れないで下さい。

今後とも宜しくお願い致します。
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