心に寄り添うスペシャリストを始めました☺️

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コラム
誰もが必ずと言っていいほど心の奥底に悩みを抱えています。
私もその一人。
そんな時に救いとなるのが、心への寄り添い。

なぜ私が心に寄り添うスペシャリストを始めたのかを少し書かせていただきますね。

プロフィールにも書いてある通り、私はトランスジェンダー女性です。
つまり、生物学的には男性でありながら、心や脳の性別は女性ということですね。
自分の性別に違和感を持ったのは、幼少期の頃から。
自分では普通に好きなもので遊び、好きな色を好んでいたのに、母と姉から、
「男のくせに女の子みたいなことするんじゃないよ」
と激しく罵られ、暴力を受けて育ちました。
小学生に上がる頃には、その状況を見るに見かねた叔母家族が私を引き取り、育ててくれました。
叔母には娘が二人おり、家族四人、私を受け入れ、お家の中では女の子として扱い、育ててくれました。
なぜお家の中では?と思いますよね。今から40年以上前の世の中です。今のような多様性どころか、男なのに女の子みたいというのは、学校を含め、世の中に理解されていなかったからなんです。
それでも私を理解して受け入れてくれた叔母家族には、感謝してもしきれません。

思春期になり、性別違和を受け入れられないまま、止むを得ず男として生きていくことを選んだものの、心の奥にはずっと苦しみを抱えたままでした。
成人を迎えた頃からは、我が子を授かりたいと思うようになり、そこである意味、自分はこのまま男として人生を生きていく決心をしました。

ところが、いざ結婚をしてみると子供ができない。そして離婚。
十数年後、再婚し、ようやく息子を授かることができました。
父親になり、世界一幸せなパパにしてくれてありがとうと感謝をしながら生きておりましたが、再び性別違和感に苦しむようになりました。
なぜか。
私の中にある〝女性としての母性本能〟が、我が子を前に本領発揮したのです。

その後、子供が3歳になる前に再び離婚。
あろうことか、子供を引き取った母親が、息子を虐待する事態が発生。息子を救出するために奮闘し、全財産を失いました。それでも息子を、息子の人生を取り戻すことができて、心から安堵しました。

ここからです。
心に寄り添うことが、人にとってどれほど大切なことなのかということを痛感したんです。
私自身の境遇、経験はとても大きなものでした。
だからこそ理解し得る、受け入れられる、他者の気持ちがある。
いつしか、私は友人や知人の悩み、心の奥底に秘めた苦しみをじっくり聞き、共感し、心に寄り添うことを最優先に、人を笑顔にしていくことを自分の役目だと感じるようになりました。

数年後、外資系の巨大コンピュータ・スマートフォンメーカーに勤めている時に、入社時は男性として入ったものの、会社のメディカルドクターやカウンセラーさんと話していくうちに、自分が幼少期からずっと心に抱えていた性別違和感について打ち明けると、

「性同一性障害の可能性があるから、思い切って診察を受けてみたら?」

と助言をいただきました。
女性として生きる。諦めていた心の問題に真正面から向き合う機会でした。
すぐに専門医を探して受診。
主治医とカウンセラーに幼少期からの自分を紐解かれ、改めて心、脳の性別が女性であると診断され、約一年間のカウンセリングと診察を経て、性同一性障害の診断が確定し、MtF女性として認定されました。

そこからの私は、一気に自分の心が解放されたような気持ちになり、同時に開始した女性化治療によって日を増すごとに女性化していく自分に喜び、安堵していきました。
医師やカウンセラーが私の心に寄り添ってくれたその結果が、今の自分に現れたんですね。

以来、私は友人、知人、会社の同僚などから頻繁に相談を受けるようになり、気付けば〝人の心に寄り添うスペシャリスト〟としての位置を確立するようになりました。

人それぞれ、悩みや苦しみは多種多様です。
他者からみれば小さなことでも、当事者からすれば心を打ちのめされるほど大きな問題というのは、誰しも経験があるでしょう。人の心の苦しみに大小なんてないんです。

今、こうして人の心に寄り添うスペシャリストとして運営していくことは、ただ話を聞くのみならず、その方の心の支えになれるよう全力でサポートしていく大切な役割だと思っております。
一人で抱え込まず、思い切ってご相談ください。
一緒に探していきましょう。
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