待てない子どもたち

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こんばんは、あなたのまさ代です。
ご無沙汰ね、最近ちょっと思ったコトを書いておくわね。
まぁ、アレね…ニュースやワイドショーなどを見て感じることよ。

『待てない子どもたち』

今の時代、スマホは子どもでさえ持っているわよね。
スマホ1台あれば、なんでも出来る!って錯覚するくらい
何でもかんでもスマホね。
ゲームのアプリから、LINE、もちろん電話もそうだけど。

昔のハナシをするけど、アタシたちの子どもの頃は
ゲームにしても順番待ちがあったわ。対戦ゲームもそうだけど、友達同士で集まって、友人宅でするテレビゲームも交代交代で遊んだものよ。
ゲームセンターもそう。1コイン50円くらいだったから、好きなゲーム台も、友だちが遊んで、ゲームオーバーになったら自分が遊ぶ。相手がゲームをするときは、見ていたものよ。待ちの時間があったの。
お友達と図書館へ行って宿題をするのにも、先ず、お友達のお家に電話をして、お母さんが電話に出たら、名前を言って友達に電話を代わってもらう…ここでも待つの。お友達に代わってもらったら、図書館に集まる約束の時間を伝えて、図書館へ行く。
図書館の入り口で、集合時間になかなか来ない友人を、やっぱり待つわ。
でも、今の子どもたちは、待たないの。

スマホで「いまどこ?」

音声通話か、テキスト送信。
ゲームも、自分のスマホでアプリをインストール。すぐ遊べるわ。
対戦ゲームもお互いの端末で、集まらずに自分の部屋で、離れている友人と対戦。お友達の家に電話して、お母さんが電話に出て代わってもらうなんて、先ずないわ。直接自分のスマホから、お友達のスマホへLINE。そもそも、図書館に行かなくても、スマホで調べられるし、待つことが減っているの。
しかも、時短とかタイパ(タイムパフォーマンス)とか、効率が良いことが正しいなんてみかたもあるくらい。倍速で動画やドラマを観ることを推奨するような話題さえあるわ。

でも、はたしてそうかしら?

待つことで得られるものはないのかしら?
お友達のゲームを見ている時間、待ち時間は、アタシだったら右によけて
爆弾投げるわ!とか考えたり、電話をした友人のお母さんには、緊張感がありつつも、敬語で話そうと努力したり。お友達のお母さんも、まさ代ちゃんは、礼儀正しいわね、とか知ってもらえたり。
図書館の待ち合わせになかなか来ないお友達を心配したり、遅れてきたら安心して理由を聞いたり、相手も謝ったり。
これもいわゆる人付き合い。目上の人もいれば、年下だっているでしょ。
相手にも事情があって、集合時間に間に合わなかったことがわかるワケだし
そんな経験の積み重ねが信頼を生むのよねぇ。

動画やドラマを2倍速で観て、内容がシッカリ頭に入って?ドラマのセリフの間や微表情が読み取れて?余韻に浸るヒマもないんじゃない?
そんなに急いでドラマを観るくらいなら、観なくていいんじゃね?


アレだったわね、大人の私達にも当てはまるわね。
待つことで、我慢する心も培われるんじゃなくって?
思い通りにならないことのほうが人生は多いし、子どものうちから
待たない、待てない感覚をやしなってどうするのかしら。

何となくだけど、今だから「待つ」ということが大切なことのひとつ
そう思うわ。アレもコレも効率よく出来ることは悪いコトじゃないけど
なんだか、息苦しくない?
まぁ、大人のアタシたちも、たまには

思いっきり待つ時間とか、世間からムダと言われる時間を
過ごしてみるのもいいかも知れないわ。


それで得るものがあれば御の字だから♪
それじゃ、またっ
あなたのまさ代でした(^_^)




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