猫のお怒りがかわいい理由

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こんにちは。
スピリチュアルカウンセラーの*Sheena*です。

我が家は新型コロナの流行を機に、猫を飼い始めました。
私は生まれたときから集合住宅暮らしで、犬や猫を飼うことはできませんでした。
でも猫はずっと好きで、機会があれば飼いたいな~と思っていたんですね。
ただ、我が家は二人ともフルタイム勤務だし動物を飼ったことがなかったので、タイミングをつかめずにいました。

そこに今回の新型コロナで在宅勤務が始まり、仔猫をお世話する余裕ができたんですね。
去年の7月に突然「あ、今なら猫飼えるじゃん!!!!」と気づき、夫に猛プレゼン。
翌月には地域の保護猫譲渡会に行って、月齢3ヶ月半のかわいい猫ちゃんをお迎えしました。
(こういうとき、やっぱり導かれてるな~ってくらいスムーズに進むんですよね。私の手にスリッと鼻を寄せてきたあの日のことを、忘れないと思います)

さて、人生初の猫との暮らしは驚きや意外さの連続でした。
もうびっくりするくらい躾はできないとか(やられたくないことは物理で防御するしかない)、思ったより吐くとか、一挙手一投足がかわいいとか。
そんな意外さの中でじわじわと面白いと感じたのは、「猫、文句しか言わねえ」ってことでした。

猫飼いの方はわかると思いますが、「うれしい~!」とか「ありがとう~!」みたいな感情が表に出てこないんですよね。
見てれば喜んでるのはわかるんですが、反応が…薄い…。
ブラッシングとかで気持ちよくなっているときも、ひたすら自分の気持ちよさに集中してて、カイヌシへの感情表現はしないんですよ。

一方で文句はめっちゃ言う!!!
お腹が減れば文句、遊びたければ文句、妙な物音がしたら不満顔、キッチンの肉を取ろうとしたのを防いだら激怒。
テロップをつけたら「ひどいー!」「いやだー!」「ねえ!なんで!まだごはんでないの!!」とかばっかりになりそうです。

人間だったら相当性格の悪い人ですよ。
感謝やポジティブな感情をみせずに、文句はきっちり言ってネガティブな感情を隠さない…モラハラっぽさすらあります。
いくら見た目がかわいくてもけっこうひどいと思うんですよ。
それなのに、私だけでなくたくさんの人間がメロメロで、人気ペット第二位の地位を占め続けているのはなぜなのか、不思議じゃないですか?


そう思って猫の文句ぶりをしばらく観察していると、あることに気づきました。
ストレートなんですよね、感情の出し方が。
嫌だと思ったら「いやだー!」、お腹が減ったら「おなかへったー!」、遊んでほしかったら「あそべー!」なんです。

カイヌシの都合を考えるという配慮とかがないのはもちろん、
「遊んでくれないなんてボクは嫌われちゃったのかな…」とか、
「ご飯をくれないのはボクへの嫌がらせにちがいない」とか
「こんな抱っこの仕方するなんてこいつ頭が悪いのか?わからせてやらないと」とか
「猫の方が立場が上だってわきまえさせないとな」みたいな、
そういうねじれがどこにもないんですよね。

だから、ネガティブをぶつけられてもモヤモヤしない。
いっそ清々しくさえある。
かわいいと思える。

逆に言えば、気持ちを頭で中途半端にこねくり回してから表現すると、相手を嫌な気持ちにさせる捻じれたかんじになるのでしょう。


とはいえ私たちは人間ですので、少なくとも親しくない人間相手に猫のようにふるまうわけにはいきません。
それでも、まず自分では自分の気持ちをまっすぐに把握してあげることはできるはずです。「おなかすいたー!」と。
そのあとに、相手に伝わりやすいように表現することを考える。

猫はかわいいだけでなく、学びもたくさんくれる生き物のようです。




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