前回のブログでは、PREP(プレップ)法の紹介をしました。
PREPとは
「Point(結論)」
「Reason(理由)」
「Example(具体例)」
「Point(結論)」
の順に文章を構成する手法のことです。
念のため前回のリンクも↓
会話例でPREPを理解
【状況】
高校生のA君が、早弁をしています。それを見つけたB先生が話しかけようとしています。さて、どんな内容でしょうか。
【会話】
B: Aくん、早弁してるの?お腹すいたの?
A: ごめんね、先生。実はね、早弁しないとやばいんだ。 (P)
B: えっ、なんで?
A: 早弁しないとやばいんだよ。だってさ、私は低血糖症でさ、ご飯食べないと具合悪くなっちゃうんだ。(R)
B: そうなんだ。どんな風に具合が悪くなっちゃうの?
A: めまいや動悸、手足の震えとか、あと頭が回らなくなるんだ。(E)
B: それは大変ね。
A: 例えばさ、 先週の数学のテストなんて、テスト中に頭がボケーってして計算ミスしまくるし、気持ち悪くなるしで、点数全然取れなくてさ。それからは早弁するようにしてるんだ。(E)
B: なるほどねー、そんなことになるんだ。
A: そう、だからさ、早弁しないとやばいんだよ。調子出ないんだよ。だからさ、許して?(P)
B: うーん、でも、弁当臭いとか、他の子に迷惑かけるからダメ!
A:えー!
太字にした部分はPREPの各要素に対応しています。
A君の主張をまとめると、
P:早弁しないとやばい
R:具合が悪くなるから
E:めまい、動悸、震え、頭が回らなくなる、特に数学
P:早弁しないとやばい
となります。
こんな風に、ただ「やばい」と言うだけでなく、順序立てて話すことで
相手に誤解なく伝えることができるわけです。
でも実は、A君はB先生の聞き手としての力で、うまく話せているんです。
PREPはこのように、話し手が分かりやすく話すことが苦手な場合にも、
聞き手がPREPの順序でクエスチョンしてあげることで、
簡単に内容を把握することができます。
最後のB先生のカウンターパンチはおそらく最初から準備していたものなんでしょうね笑
まずは軽くPREPとはどのようなものかを説明しました。
ここで満足してしまうと、ただの知識で終わります。
先に進めば非常に奥深く、あなたの論理的な表現力を大幅に高めてくれます。
ということで、つかみはOK❗❗ ここから先は有料になります!
PREPの「トレーニング」と「具体的応用」に分けてお送ります。