ほぼ0円ノーコストで栽培できるイチゴ!

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久しぶりに家庭菜園に関する記事を書きます。
今日のテーマはイチゴです。
10月ごろになるとホームセンターなどでも、イチゴの苗がたくさん売っていますよね。
イチゴというとクリスマス頃に出回るものと考えている方もいらっしゃるかと思いますが、クリスマスの時期に出回るのはハウス物のイチゴです。
露地物のイチゴ、つまり、一般的な家庭菜園で育てるイチゴは、10月ごろに苗を植えて、冬を越し、4月、5月ごろに収穫するものなのです。

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イチゴは越冬して育てるんですね。寒さにも強いので、基本的にビニールハウスなどで寒さ対策をしなくても大丈夫です。
もちろん、雪国などでは難しいですが関東以南であれば、家庭菜園でも比較的簡単に栽培できます。
広い畑も必要ないですし、プランターでも簡単に栽培できるので、興味がある方は挑戦してみてください。

イチゴを栽培するには、ホームセンターで苗を購入することからスタートしなければなりませんね。

品種によりますが、苗は一株400円くらいでしょうか。
もちろん、一株では十分な収穫量になりませんから一つのプランターにつき、3株は植えたいところです。

400円×3=1200円

プランター1つでも十分ではないので、9つくらいのプランターは欲しいところですね。

1200円×9=10800円

それから、イチゴは肥料が大切です。
元肥として、鶏糞、必要に応じて苦土石灰。それから、イチゴにも使える弱めの化成肥料なども必要です。
化成肥料は畑で使う普通の肥料だとイチゴには強すぎて枯れてしまうため、しっかり吟味する必要があります。
慣れていない方は多少高くてもイチゴ専用の肥料を選ぶべきでしょう。

こうしたものをそろえるとなると、イチゴ栽培って……。
めちゃめちゃコストがかかるじゃないか!
それなら、春にスーパーで買った方がよほど安上がりじゃん!

そう思う方も多いと思います。
毎年、苗を買っていたら、コストが高すぎる割に収穫が残念で、とてもやっていられないということになります。

ほぼ0円ノーコストで栽培できるというのは、苗から育てた場合だけです。
イチゴの苗は種をまいて育てるわけではありません。
やっぱり最初は、苗が必要になります。10月に苗を植えて、4月、5月の収穫を目指します。
そして、そのころに、こういうランナーが出てきます。

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この先端部分が株になります。小さいポットを用意して、この部分を植え付けて、根付くまで育てるわけですね。
最初の株は「子株」と言います。実は、「子株」からもさらにランナーが伸びて、その先にまた株ができます。これを「孫株」と言います。
優先して育てるのは、「孫株」の部分です。
「子株」は親株の病気とかを受け継いでいる可能性があるのに対して、「孫株」はその可能性が低いためです。
「孫株」と「子株」をポットで育てると、おおよそ7月ころに根付きますので、ランナーを切り離します。
人間で言えばへその緒を切るイメージです。
その後は、8月、9月と真夏の時期に枯れさせないように、水やりと適度な日当たりは維持しつつも午後からは日陰になるような場所で大切に育てます。

こうして育てた株を10月ころに植え付けてやる。
この株も4月、5月にイチゴを収穫する頃にランナーが出てきますから、また、「子株」と「孫株」をポットで育ててやるわけです。

毎年、この作業を繰り返すことで、苗がネズミ算式に増えますから、新規にイチゴの苗を購入する必要がなくなります。
何世代にもわたって育てれば、育てている環境に適合した強い苗になりますから、新規に購入するよりも良い苗になります。

私が育てているイチゴも最初に買った苗から数えるともう10世代目くらいになっています。
今、私がイチゴ栽培のためにかける費用は、鶏糞、苦土石灰、化成肥料ぐらいですが、どれも畑で使うものなので、流用するだけで足ります。土も畑で作った腐葉土を流用するだけで十分。
一番たくさん使うのは、鶏糞ということになりますが、300円くらいしかかかりません。
そう言うわけで、イチゴ栽培は慣れれば、ほぼノーコストで栽培できるようになるのでおすすめです。
今年のイチゴの株です。これと同じのが9鉢あります。

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猛暑だったにしては、よく耐えました。来年の収穫が楽しみです。

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