うっかり物忘れが増えた時は自分からの警告!

記事
コラム
コミュニケーションアドバイザーのひろいあしとです。
今回はうっかり物忘れについてお話します。

・朝、普通に出勤したが携帯を持て来るのを忘れた!
・家を出たけど、カギを閉めたどうか忘れた!
・セルフレジで会計を済ませ帰宅したけど買い物袋に入れ忘れた商品が
あった!
・来客があることを忘れて、外出してしまった!
などなど、忘れ物あるあるはキリがありません(;´д`)

ヒトの脳の記憶容量は17.5TB(テラバイト、1TB=1000ギガバイト)と言
われているそうです。(いろんな説があるみたいです)

目で見た情報だけでもどのくらいの情報量があると思いますか?
更に、音や匂い、肌感覚まで含めると一瞬で膨大な情報量を脳に蓄積しなく
てはなりません。

もちろん、脳は膨大過ぎて処理しきれないデータは受け取らないよう自動で
コントロールしている凄いヤツですが、こんな凄いヤツでもエラーは起こし
ます。
そのエラーのひとつが物忘れです・・・

私たちが一度に記憶できるのは、7個程度と言われてますね。(諸説あり)
(PCで言うところのキャッシュデータみたいなもの)
こういう限界値を超えた物忘れではなく、ごく普通の状態の物忘れが頻繁に
起こる場合のお話です。

物忘れが増えてきたとき、私たちの無意識は脳を通じてどんなメッセージを送ってくれているのか? また、改善するにはどうすればいいのか?
 忘れっぽくなっているのは
「『最近忘れっぽい』と思い込んでいるから」
「生きる目的を見失いかけているから」
「『こうあるべき』にとらわれているから」
「楽しみの追求を忘れているから」
「事前に対策を考えていないから」
「悲観基準になっているから」
だそうです。


まずは無意識のメッセージを知ることが大事です。
そして物事に対する考え方や意識の持ち方を変えると、物忘れも十分に克服できます。
そのためには苦痛系ホルモンを減らして、報酬系ホルモンを増やすことが必要不可欠。

「物忘れの原因には、脳の海馬という部位に作用するコルチゾールという苦痛系のホルモンが大きくかかわっています。ストレスなどでコルチゾールが分泌されると海馬がダメージを受けて記憶の更新が行われにくくなるのです。つまり、脳内において、苦痛系ホルモンを分泌させずに、いかに報酬系ホルモンを分泌させるかということが、物忘れの改善においては重要なのです」

それでは、物忘れが多いとき、そもそも私たちの脳は一体どんな状態になっているでしょうか? 

何か物忘れをするたびに、「最近、忘れっぽくなった」「どんどん物忘れしていく」などと心につぶやいていませんか? そう思う度に、いっそう物忘れが深まるそうです。
「言葉を使って自分の潜在意識に働きかけることを、アファーメーションと言います。『忘れ物が多いな』『物忘れがひどくなった』などとつぶやくのも、アファーメーション効果になり、つまり、『もっと物忘れをしろ』と自己暗示にかけているのです。
そこで、物忘れグセを克服した、未来のあるべき自分をイメージしてください。そして『物忘れがひどい』などとつぶやかずに、『私は若いころの記憶力をそのままにもっている』『さらにクリアに記憶力が冴えわたっている』など、ポジティブなアファーメーションに変えるようにしましょう」

「わたし、最近忘れっぽくなった」とつぶやくだけでは、それを認める効果はあっても、自分自身に改善・克服までは要求していないことになります。ぜひ、ポジティブなアファーメーションで、記憶力のアンチエイジングを実行していきましょう。

物忘れがなんとなく増えてくるのは、仕事でもプライベートでも、人生がひと段落して落ち着き始めたころだそうです。
「会社でも志望していた役職を得て、家庭でも子供がある程度大人に成長した。自分がこれまで人生の目標、目的にしていたことに到達してしまったころに、物忘れもやって来ます。これはいわば、『次の人生の目的をつくりなさい』というサインです。

いちばん避けたいのは『生き残るために、ただ生きている』という、動物的な生存欲求だけになっている人生の過ごし方です。
これは動物の食物連鎖が示すように、絶えず死が隣にある人生という現実を創る可能性があります。
そこで、目的欲求を満たすための人生に切り替えましょう。
人間は目標・目的・夢に向かう時、報酬系ホルモンが分泌され、心身ともに若々しくいられるのです。
もし大きな目標をすでにクリアしていたら、すごく些細な目的でもOK!
毎日の中に小さな目標を立てるなどして、達成する喜びを忘れないようにすることが大事です。

ある程度の年齢になると、自分の培ってきた処世術がつい主張してしまい「こうあるべき」ということが増えてきます。
その発想が、物忘れにもかかわっているそうです。

「年齢を重ねるごとに、私たちの中には義務感が強まります。そして『~しなければいけない』や『~はこうあるべきだ』といった発想がどんどん増えてしまうのです。
これらの発想はすべて、脳内ではコルチゾールなどの苦痛系ホルモンの分泌を促して、海馬にダメージを与えています。そこでもっと柔軟な発想に切り替えましょう。
『こうあるべき』ではなく『いろんな方法がある』『私は、できるかどうかは関係なく、これをやりたい』と、こだわりを捨ててみるのです。
そうすれば、本来自分の中にある解放欲求も満たされ、報酬系ホルモンの分泌につながりますし、他人との対立やストレスが減少し、記憶力の低下も抑えることができるのです」
つまり、脱・がんこ者というわけですね。
機会があれば、いろんな意見が交わされる場所で価値観の違う人達と触れ合ってみるのもいいかもしれません。

仕事、家庭、子育てなどに追われ、自分の楽しみの追求を忘れていた。
そんなときに物忘れが増えたりはしていませんか? もしそうなら、いろいろと解決方法があるようです。
記憶力を司る海馬にとって、苦痛系ホルモンが大敵であることはお伝えしました。では海馬にとって最良の友は何かといえば、オキシトシンという幸せホルモンです。オキシトシンの分泌が、海馬の記憶力を守ります。

オキシトシンの分泌に効果的なのが、絵を描くなどの芸術活動や創造的な活動です。
ダンスなど身体機能を使う活動もいいですし、歌を歌うことなども効果的です
友人とカラオケに行ったり、合唱団にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
また、スキンシップもオキシトシンを分泌させてくれます。
パートナーとのスキンシップを楽しんだり、社交ダンスなどを始めてみるのもいいでしょう。
オキシトシンは、ペットとの触れ合い効果などでも最近注目されていますね

「これは絶対に忘れないようにしなきゃ」というとき、事前に対策を考えていますか? 
事前対策を考えることは、脳や無意識にとっても大切なのだそうです。
「対策リストとは「こういうことが起きたら、こう対処しよう」という対処法をあらかじめ考えておくことを言います。いわば脳のリスク・マネジメントです。
物忘れの場合の対策リストとしては、例えば、玄関のドアに付箋で『~を忘れずに持参する』と前の晩に書いて貼っておく、などがあります。
こうした対処法をリスト化しておくのです。
(ちなみに僕はPC画面の端っこに付箋を貼りまくってヒマワリみたいになっ
てます。)

起きてほしくないこと(ネガティブなこと)を事前に想定して対策を考えておくことは、脳の海馬や無意識にとっても勉強させることになりますので、結果として、海馬はダメージを受けずにポジティブな成果につながります。


物忘れをはじめ、いやな出来事をすべて「あぁ、いやだ」と悲観的にとらえていませんか? 
もしそうなら、生き方を変える大きなチャンスかもしれません。
「本当に成功している人に共通しているのは、問題が起きた際に『チャンスが来た!』『面白いことが起こった』と考えられるということです。

物忘れや病気に対しても同じことが言えます。
物忘れをして、
『自分はそんな年なんだ、他にもいろんなことが起きるに違いない』
と悲観的に見るのか、それとも
『この経験から何か学べるに違いない』
『何かを変えるチャンスだ』
と楽観的に見るかで、その後の人生は大きく変わります。

人生のできごとを悲観的に見ればその分ストレスもたまり、苦痛系が作用して物忘れも多くなるということですね。ぜひ、楽観基準でいきましょう。

忘れっぽくなったときは、とにかく苦痛系ホルモンを減らして、報酬系ホルモンを増やすこと。そのために、生きる目的を明確にして、楽観基準にする。これをしっかり頭に叩き込んで、物忘れとは無縁の人生にしていきましょう!

byひろいあしと

幸せホルモンを受け取るにはリラックスすることが一番大事です!


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