ステージアクションは飾りだと思っている人はそれ以上歌うまにはなれません、という話

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音声・音楽
こんにちは。ココナラでボイストレーニングを出品しているこじこじ堂と申します。

「カッコよくサビのハイトーンを出したい!B5とかC5とか!」
といった場合、皆さんはどんなふうに歌いますか?
仁王立ちで、マイクを両手で持って、力いっぱい、ですか?

こんなかんじで↓
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アゴは上がっちゃってるし、
首もなんだか前に出てきてるし、
たぶん首筋の筋肉がめっちゃ頑張ってて青筋立ってる。
両手でマイク抱え込んでるから胸も畳まれて呼吸を制限されてるし。

そんなことして声ガラガラになりません?

カッコよくハイトーンを出せていて羨ましいなぁ、と思うシンガーが、カッコよくハイトーンを歌い上げているとき、どんなふうに体を使っているか気にしたことはありますか?

たとえば
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↑こんなかんじだったりしません?

上の男性とどこが違うかというと、

1.マイクを持っていない腕(右腕)を外側に向けて開いている
2.マイクを持っている方の腕(左腕)の方へ首をやや傾けている
3.アゴがそこまで上がっていない、自然な位置にある

これらは著作権フリーの写真素材なので、このモデルさんたちも実際に歌っているわけではないと思うのですが・・・
ボイストレーナー目線で観察すると、上の男性と下の女性ではまったく体の使い方が違うのです。

右手か左手か、の違いはあっても、ボーカリストはマイクを持っていない方の手を、皆さんが想像するよりずっと繊細に使っています。
特に高音をパワフルに出す際、プロのボーカリストたちはおのおの「得意のポーズ」を持っていたりします。

あなたの思い浮かべる歌うまボーカリストが、ここぞというとき必ずしている動作、思い出してみてください。

マイクを持っていない方の腕を、斜め下または真横に突き出して、手のひらは上を向いている。

または、

マイクを持っていない方の腕が付いている肩が背中方向へ巻き込まれ、鎖骨が開き、胸を張っているように見える。

そしてたまに首が、どちらかの肩に向かって傾いている。

そしておそらく、アゴは必要以上に上がっていない。

で、間違いなく、口が縦長に開いていて、前歯がハッキリ見える。

こんなかんじでしょうか?

これらの動作には必ず意味があります。
ボーカリストにとってステージアクションは、その歌唱を支えるために必要なものなのです。

あなたもお気に入りのボーカリストのアクションを真似してうたってみてはいかがでしょう?
今まで出しづらかった音が、びっくりするほどラクに出せるかもしれませんよ。


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