HP(ホームページ)を使った中小企業の採用の3つのポイント

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採用目的でHP(ホームページ)の制作依頼をされる中小企業経営者の方は多くいらっしゃると思います。しかし、「応募が全然来ない・・・」と悩まれている場合や、「採用専用」と考えると通常の企業HP(ホームページ)と何がどう違って、どのようなコンテンツを掲載すればよいのか悩まれている方もいらっしゃるでしょう。

そこで、今回はHP(ホームページ)を使った採用のポイントを3つお伝えします。

条件だけの募集要項は×

まず、よくあるパターンは通常の企業HP(ホームページ)と同じドメイン上に「採用」ページを1ページ追加してそれを採用専用ページとしているケースです。

そして、その中に掲載されているコンテンツがいわゆる「募集要項」だけの場合も散見されます。

もちろん、募集要項や採用条件の掲載は必要です。

ただ、それだけの掲載であればよほどの好条件でなければ効果は限定的でしょう。なぜなら、スペックの掲載しかしていないわけですので、同業の大手企業と較べると条件では負けてしまうでしょう

また、結果的に採用できたとしてスペックしか発信していなければ、スペックの内容=給与・時間・福利厚生 等に惹かれて応募してきたわけですので、それを上回る条件を提示できる会社が現れたら簡単に他社に転職するでしょう。

求人サイトへの出稿

自社の採用HP(ホームページ)以外にも求人情報サイトに出稿するケースも考えられます。

結論で言うと、「積極的にはオススメしません」となります。

求人情報サイトは、求人における「ポータルサイト」と言い換えてもよいでしょう。つまり、ユーザーのメリットは「比較検討できる」と言うことになります。

そうなると、前段落と同じです。好条件が提示できなければ、基本的にはより条件の良い会社(大手)が選ばれるでしょう

スペック以外の「会社の雰囲気」や「企業理念」などを載せるスペースがあったとしても上限があります。また、ポータルサイトの性質上オプション購入をする会社が上位表示される場合が多いはずです。

そうなると、資金的にも大手が有利になってしまいます。

もちろん、求人情報サイトの有効性を否定しているわけではありません。
しっかり活用しようとするとお金がかかります、ということをお伝えしたいわけです。

マーケティングと同じ

そうなると「何をコンテンツとして掲載するの?」となります。

考え方とするとマーケティングと同じです。

求人ターゲット=どのような人に来てほしいか?そのペルソナ(求める人物像)は??
そのペルソナに提示できる当社の良さは?働くメリットは?

といったことを企画段階で整理し、通常の集客と同じように考えていけばよいでしょう。

特に考えるべきはハード面(スペック)で大手と対抗できないなら、ソフト面を上手にPRし「一緒に働いてみたい」と思わせることです。そして、それをより具体的に表現することです。

例えば「会社の雰囲気が良い」という少し抽象的な情報だけでなく、

・30代子育て世代のスタッフがたくさん働いており、仲良くコミュニケーションをとって働いています。急な「お迎え」等にも理解があり、皆がカバーしあって「お互い様」で雰囲気がよい職場環境です。

と言った表現や、「車通勤OK」だけでなく

・勤務地(〇〇1-1)のすぐ裏手に社員駐車場が〇台分あり、車通勤していただけます。例えば、急なお子様のお迎えや急用でも公共交通機関を待たずにすぐ対応できます。

などと具体的に記載すると良いでしょう。

もちろん、入社後のミスマッチを防ぐためにも「求める人物像」なども具体性が必要です。

まとめ

以上、簡単に採用におけるHP(ホームページ)の活用についてお伝えしました。

CS(顧客満足)とともにES(従業員満足)も求められる時代です。媚びる必要はありませんが、マーケティングと同じく「ここで働いてみたいな」と思わせるPRが必要です。
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