私が求人広告を制作する上で大切にしている事

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法律・税務・士業全般
ブログを閲覧いただき、ありがとうございます!
私は【 たちばな人事 】と申します。
早速、前回の話の続きからになりますが、私が求人広告を制作する上で大切にしている事は3つ。


①その企業様にしかない魅力を伝えられる文章を盛り込むこと

②カスタマー(応募者)目線で不利益な情報が伏せられていない・条件に偽りがないこと

③募集ターゲットを明確にすること


この3つになります。

なぜこの3項目を大切にしているかと言いますと、多くの求人広告がある中、やはり【 他社との違い 】が求人広告の魅力の一つとなり、【 応募者に対し誠実であること 】が応募者から企業への信頼となり、互いのベストマッチを叶え長くご活躍いただける人材を確保するためにも特定のターゲットへ向けた求人広告を制作することが良い採用・就職となり得るためです。

私自身も最初にお話しさせていただいた通り、転職を経験しております。
ですが、R社以外の転職は正直どこも失敗したなと思っております。
それは何故かと言いますと、理由はとてもシンプルです。

【 求人の条件や面接での話と実態が全く異なっていたため 】

とてもシンプルですが、応募者からすれば最も不満を抱きやすい理由ですよね。これは採用側であっても労働者である以上は誰しも理解が出来る理由かと思います。

「月給30万円だと聞いていたのに、実はそこに45時間分のみなし残業代が入っていた…」
「転勤は無しと言っていたのに試用期間後すぐに引っ越しを伴う転勤を言い渡された…」
「最初から正社員採用だと聞いていたのに試用期間中はアルバイト採用だと言われた上に試用期間が終わっても社員登用されない…」
社会保険に入れてもらえない…」

など…実際に私が聞いた事のあるカスタマークレームの一例です。
こういったクレームは会社規模は関係なく、全国に支社のあるような大企業でも起こっています。
こういった事実とは異なるより良い条件の求人広告を出してしまいますと、応募者自体は集まるかもしれませんがその後のご活躍は望めず、信用度も下がり企業様が商品を取り扱っている業種ですと、お客様を1人失ってしまったも同然です。

現在は多くの企業様が転職用の口コミサイトを運営されている事もあり、そういったマイナスな実態は多くの方の目に留まる可能性もあります。そうなるとたった1人への不誠実な態度により、多くのお客様や将来一緒に働くことが出来たかもしれない人材の可能性というものを失ってしまうことになりかねません。
また、寄せられたカスタマークレームの内容が悪質な場合は求人広告の掲載を断る企業もございます。

こういった事から、虚偽の申告をして求人広告を制作することは、募集企業側にとっても応募者側にとっても良い結果を生むことはありません。
また、そういった虚偽の申告をする・応募者側にとって不利な条件を隠す・濁す企業様の多くが【 自社の条件の悪さ 】というものを自覚していることも事実です。
人は見栄を張りたい生き物。そして、求人を出すからには絶対に人を集めたい。そういった思いが強く出てしまうのでしょう。

ですが、そのような負のループにはまってしまうようなその場しのぎの対策で人材の定着は出来ません。ですので、私は例え条件の良い企業様でも必ず【 貴社にしかない魅力ってなんだと思いますか? 】と考えていただいております。あなたがここで働いている理由は?あの人が働いている理由は?
そうして改めて考えていただくと、多くの企業様はその企業様らしい魅力を少しずつ見せていただけるようになります。

「そういえば、うちって独自の制度があって、誕生日手当とか子供の誕生日にはケーキまで用意してくれて、入学祝い金とかもあるんです」
「確かに月給は低いんですけど、キャリアアップのための資格取得に会社が全額出してくれて試験日は出勤扱いなんですよ」
「休みは正直少ないんですけど、残業が本当に全くなくて何ならやることが終われば早くに帰っていいので、2時間くらい早く上がる先輩とかもいたりするんです。集中して仕事に臨むほど退勤後の自由な時間が増える感じで…」

なんて素敵なお話もたくさんお聞かせいただけるんです。
悪い条件にばかり目が行ってしまって、自社の魅力を見落としてしまっているんですよね。
そういった物事に改めて目を向けてもらうのも、取材をする我々の大切なお仕事です。
そして、そこで教えていただいたお話はその企業の強みとして、打ち出していくことが出来ます。

退職金などの福利厚生はないけれど、その分ちょっとした特別な日に少しだけ贅沢が出来るような嬉しい福利厚生の方がアットホームで素敵だと感じる人もいます。
とにかく高い月給が魅力で資格取得にあまり興味のない人もいれば、最初の月給は低くとも、先を見据えた資格の取得をさせてもらえる環境の方が魅力だと感じる人もいます。
一日の労働時間が長くても休日が多い方がいい人もいれば、休日が少し少なくても一日の労働時間は短い方がいい人もいます。

全ての人が魅力だと感じる必要はないんです。
企業が必要としている人材はどんな人なのか、この条件で応募をしてくれる人はどんな人なのか、それをしっかりとマッチさせる必要があります。
資格を持っている人が欲しいのに、資格取得支援してますよ!と打ち出すのは違いますよね。
それが【 ターゲット設定 】になります。

この設定が上手く出来るかどうかが求人広告の効果に最も関わってくる項目だと私は思っております。
こうした、企業側の【 誠実さ・魅力・個性 】を上手く表現出来てはじめて、【 ターゲット(欲しい人材) 】から応募をいただける求人広告になります。

ここまで閲覧いただき、ありがとうございました。

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