こんにちは!
薬剤師_薬膳師Hisaです。
ご訪問ありがとうございました。
前回のブログを読んでくださった方がいて、とても嬉しかったです。
長くなりますが、続きを書いていきたいと思っています。
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私が大学生の時、母が乳癌になり、手術・抗癌剤治療を経て退院しました。
3年後には胸骨への転移が見つかりました。
病巣を切除後に退院しました。
ホルモン剤の内服薬をしばらく継続しましょうという話になりました。
母は、以前の仕事先にお願いして、6時間勤務に変更してもらいました。
しばらくは、何事もなく過ごしていました。
私は、大学を卒業し、薬剤師国家試験に合格しました。
そして、病院薬剤師の道を選びました。
なぜかというと、もともと母が病院薬剤師だったから。
やっぱり、母に憧れていたのかな。
整形外科、神経内科、手術室などの様々な科の担当となり、漢方の勉強会にも積極的に参加してきました。
特に、漢方が必要な部署ではなかったのですが。
自ら漢方薬・生薬認定薬剤師を取得したり
(今は更新していませんので、もうなくなっちゃいました。残念)
中医学の先生の講義を毎月、聞きに行ったりしていました。
いつも西洋薬の化学的な内容ばかりを扱っているので、中医学の経験則に基づく話が面白く感じるんですよね。
今は、中医学も経験則だけでなく、世に言う「エビデンス」を集めていますよ。
*エビデンス:根拠、裏付け、この内容で正しいと言える証拠のようなもの。
31歳の時、NST(栄養サポートチーム)の一員になりました。
NSTとは、医師や看護師、栄養士など多職種と連携して、栄養の面から治療をサポートするチームのことです。
この経験が私に大きく影響を及ぼしました。
患者さんが、薬だけでなく、いつ、どんな内容の注射・食事・食品を使用するかで、治療の経過が異なる。
これを何度も実感しました。
栄養療法が、
・治療の経過
・副作用予防
・今後の新たな疾病予防
にも重要だということを、肌で感じました。
もちろん、これは病院内での非常に専門的知識の高い内容。
いろんな職種の専門知識を出し合って結成してチームでした。
今は更に、NSTがいろんな病院で発足して活躍しているようですよ。
私は仕事に没頭しているうちに、母は乳癌発症から10年が経過しました。
外来に年に1回通院していて、問題ないと言われていました。
私も安心しきっていたんですね。
ホルモン剤も何年も服用しなくても良い状態でしたし。
そしたら乳癌発症10年後の検査で、肝転移が発覚しました。
続きは次回で。