初めまして、うつ病と戦うカウンセラーです。

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コラム
初めまして、さなと申します。
私は小学高学年の頃から精神病を患い、15年程経った今でも苦しみ戦っています。

そんな私がなぜカウンセラーになったのか、自己紹介ついでに話していこうと思います。

自分がうつ病だと理解したきっかけ

高校1年生の時、漠然とあった気持ちが死にたい気持ちだった事に気づきました。当時の私は、まだそれに名前が付く事を知りませんでした。それに名前を付けるとしたら、「うつ病」でした。
名前が付く事を理解したのは、高校3年生の秋ごろでした。ネットで調べて、これに名前が付くんだと安心したのを覚えています。
よくよく考えてみると、小学5~6年の頃から生きることが嫌でした。

毒親とアダルトチルドレン

私は発覚から治療を受けるまで、時間がかかりました。
大学に入るまで、親の言うことは絶対で言いなりになることが当たり前だと思っていました。
大学に入ってからは自分の環境が異常なのだと思いました。
何とか1人暮らしができて、大学3年になったころ、やっと病院に通うことができました。

うつ病が悪化したときに出会ったカウンセラーに救われた

大学5年目の冬だったと思います(大学3年生の後期にうつ病が悪化して2年留年してます)。
色々あり、外に出ることと他人会うことが怖くなりました。それと同時にうつ病も悪化し、外に出れなくなりました。
週に1回の通院と買い出しの時だけ外に出て、それ以外は布団で過ごす生活を送っていた気がします。あまり思い出したくない記憶です。
その時の主治医にカウンセラーに通ってみては?と提案をされました。当時の私は、カウンセラーなんて通っても意味がないし高額だからと敬遠してました。しかし、当時の主治医をとても信頼していたので、挑戦してみようと思い、大学のカウンセラーにかかることにしました(在学中の大学のカウンセラーは無料でかかれました)。
結果的に、その選択が正解でした。
カウンセラーさんとの相性が良く、たくさん話を聞いてもらいました。そして客観的な目線を聞くことで自分の気質を理解することができました。その結果、自分を上手にコントロールする方法を考えたり、気質だからと葛藤することを諦めることができました。自分を受け入れることで、前に進めたと思います。

次第に週1回の外出が楽になり、4か月ほどで元の状態に戻ることができました。(元に戻るといっても、うつ病と睡眠障害は標準装備でした。)
カウンセラーを進めてくれた元主治医にも、そのカウンセラーさんにも頭が上がりません。

それでも苦しみとつらさはある

私は、うつ病がどれだけ良くなっても、何かの拍子で悪くなることがあります。その時の苦しみやつらさは変わらずあります。この気持ちが芽生えたときに治療を受けれていたら、カウンセラーにかかれていたら今苦しんでいないのかなと思う時もあります。
ただ、過去はやり直せません。だったら、苦しむ人を1人でも減らしたい、その思いから、カウンセラーの道を選びました。
その人の話から、心を聞いて、その人が生きやすくなれるようアドバイスをしていけたらと思っています。

これが私がカウンセラーを目指した理由です。
アダルトチルドレンで、うつ病と睡眠障害が標準装備なカウンセラー、そんな人がいてもいいかなと思います。

心の病気を医学的に治療することも大事ですが、心理学的に分析する、その手段も治療の1つだと思います。
カウンセリングには、相性や気質が合う合わないの問題はありますが、一度挑戦してみてもいいのではないのでしょうか。話すことで、客観的な目を持つことで、生きやすくなればそれに越したことはないのですから。

どんな病気でも、治療において「絶対良くなる」と断言できません。
ただ、多くの治療法に挑戦できるのは、精神病だけかもしれません。
多くの治療法からあなたに合う治療法が見つかりますように。
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