ExcelでCSVファイルを開く方法を教えます。

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IT・テクノロジー
このブログを書くキッカケとなったのは、
TwitterでASINが欲しい人を募集してみた時のこと。

ASIN欲しい人募集_Twitter.jpg

結果は、希望者があまり集まらない。
という散々な結果だった訳ですが。。。


そこは、あまり気にしてなくて、
気になったのは

お渡しした「CSVファイル」の使い方がわからない。
って方が多かったことでした。


作業の手順は、
希望者から欲しいASINの取得条件を聞いた後、
Keepaの有料版を使ってデータを取得するだけ。

その後、取得したデータを
CSV形式のファイルでお渡しする流れです。


例えば、
Keepaを使って条件を絞り込みます。
 ・Amazonランキング 1位~1万位
 ・Amazonの在庫なし
 ・新品価格 3,000円以上
 ・カテゴリー ホビー

rapture_20200925151415.jpg


Keepaで条件を絞って検索した後は、
結果をエクスポートします。

rapture_20200925155814.jpg


エクスポートでは、
 ・全てのデータ
 ・ASINのみ

それと
 ・Excel形式ファイルで出力
 ・CSVで出力


この組み合わせが選択できます。


普段は、
「全てのデータ」を選択して
「CSV」ファイルとして保存しています。


「全てのデータ」を取得する理由は、
Keepaの絞り込みが少し甘い場合があることが原因です。

例えば、別カテゴリーの商品が紛れ込むことがあるため、
更に条件指定して絞り込みます。

また、販売数などで絞り込みを行なったり、
ASIN以外の情報取得にも役立つためです。



CSVファイルの中身は、
カンマ区切りのテキストファイルになっています。

このため、
Excelが無くても、メモ帳などで素早く開くことができます。

また、
データ量が増えた場合も動作が遅くなりづらく、
複数ファイルの結合や、重複行を削除する加工も簡単です。




それでは、
CSVファイルをExcelで開く方法を紹介します。

ファイルを開く方法は3つありますので、
順番に説明していきます。

1.CSVファイルから開く方法
2.Excelから開く方法
3.ドラッグ&ドロップで開く方法


ちなみに、Excelをお持ちでない方は、
Googleスプレッドシートを使ってもほぼ同じ事ができます。
https■://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/
(■を削除してURLにアクセスして下さい)



1.CSVファイルから開く方法

 エクスプローラーにCSVファイルが表示された状態から
  ① CSVファイルを右クリック
  ② 開いたメニューから「プログラムを開く」をクリック
  ③ Excelを選択


Excelから開く.jpg


これでExcelが起動して、ファイルが開きます。

rapture_20200925201450.jpg


2.Excelから開く方法

 まず、Excelを起動します。
 次に、Excelのメニューから、

 ① 「ファイル」
 ② 「開く」を選択。
 ③ 「参照」をクリックしてファイルの場所を開きます。
 ④  Excel以外のファイルが表示できないので、赤枠の部分をクリックして
  「すべてのファイル(*.*)」に変更します。

Excel_ファイル形式選択.jpg

 ⑤ 表示されたファイルを選択して、「開く」ボタンをクリック。
   ExcelからCSVファイルを開きます。
Excel_ファイル形式変更_開く.jpg


 ⑥ 区切り文字を聞かれますので、「次へ」をクリック。

Excelから開く_次へ_.jpg

 ⑦ CSVファイルは、カンマ区切りなので「カンマ」にチェックを入れます
 ⑧ 「完了」ボタンをクリックしてデータを取り込みましょう。

Excelから開く_完了.jpg

 ⑨ これで、ExcelからCSVファイルを開くことができました。

rapture_20200925220816.jpg


3.ドラッグ&ドロップで開く方法


 この方法では、まずExcelを開きます。

 ① Excelを開く
 ② エクスプローラーを起動して、CSVファイルを表示します
 ③ CSVファイルを、Excel上にドラッグ&ドロップしましょう
   ※CSVファイルをクリックしたまま、Excelの画面上でクリックを離す。

Excelから開く_.jpgドラッグ&ドロップ.jpg

 ④ Excel上でCSVファイルが開きます。

rapture_20200925220816.jpg


これまで、3つのCSVファイルを開く方法を解説しました。

CSVファイルをExcelで開く場合は、1番と3番がシンプルですが、
うまく開けない場合は、2番の方法で詳細設定を使うと良いでしょう。


わざわざExcelを使う理由は、
 ・欲しい情報だけに絞り込む
 ・不要なデータを削除する

このような作業を、短時間で正確に行うためです。



それではここから、
私なりのExcelの使い方を紹介します。


1.使いやすくするための準備
2.フィルター機能を使った並び替えと抽出
3.重複データの削除



1.使いやすくするための準備

 CSVファイルをExcelで開いただけでは使いにくいので、
 使いやすくカスタマイズします。

 まず、「ウィンドウ枠の固定」機能を使って
 スクロール範囲を設定しましょう。

 ① セルD2にカーソルを移動します。
   セルの位置は、列番号(アルファベット)と行番号で指定します。
 ② メニューの「表示」をクリック
 ③ 「ウィンドウ枠の固定」をクリック後、
 ④ 「ウィンドウ枠の固定」を選択します。
 ⑤ これで、⑤の範囲(赤い範囲)だけがスクロール対象となりました。
Excel_ウィンドウ枠の固定.jpg
 この設定で、
 1行目のタイトル行と、A列~C列の範囲が常に表示されるため、
 行や列を移動した際にとても見やすくなります。


 次は、必要なデータを集めたいところですが、
 その前に、全体の書式を「数値」に変更します。

 数値に変換する理由は、
 下の画像の⑤のように、正しく表示されないデータを正しく表示するため。
 この作業によって、正確な並び替えや検索ができるようになります。

 ① 赤枠の部分をクリックして、データ全体を選択します。
 ② 選択範囲内で右クリックをしてメニューを開いたら、
   「セルの書式設定」をクリックします。
 ③ 「数値」を選択
 ④ 「OK」をクリックして確定しましょう。
Excel操作_数値へ変換.jpg

 実行すると、表示が変わりました。

rapture_20200925235541.jpg


 それでは、必要なデータを集めていきましょう。
 例えば、ASINや、AmazonのURLはよく使う項目なので、
 固定範囲内に移動させます。

 ① まず、移動したい列番号(アルファベット)を右クリックします。
 ② 次に「切り取り」をクリック

Excel操作_列の切り取り.jpg


 ③ 次に、列番号(A)を右クリックして、
 ④ 開いたメニューの「切り取ったセルの挿入」をクリックします。

Excel操作_列の貼り付け.jpg


 これで、ASIN列をA列に移動することができました。
 同様の作業を繰り返して、使いやすい形に整形していきます。


rapture_20200926001006.jpg



2.フィルター機能を使った並び替えと抽出


 次は、フィルター機能を使った操作を説明します。

 ① 赤枠の位置をクリックしてデータ全体を選択します。
 ② メニューの「データ」をクリック
 ③ 最後に「フィルター」をクリックして、フィルター設定の完了です。

Excel操作_フィルター設定.jpg

 フィルター設定が完了すると、
 先頭のタイトル行に「▼」が表示されます。

rapture_20200926002801.jpg

 それでは、フィルター機能を使って並び替えを行います。
 各タイトルの「▼」をクリックするとフィルターメニューが表示されます。

 並び替えは、「昇順」または「降順」を選択して、
 「OK」ボタンをクリックと並び替えの完了です。

Excel操作_フィルター_並び替え.jpg


 続いて、データの抽出を行います。

 ① タイトル「商品名」の「▼」をクリック
 ② 表示されたメニューのテキストフィルターに「限定」を入力してみます
 ③ 「OK」ボタンをクリック

Excel操作_フィルター_テキストフィルター.jpg


 この操作で、文字列によるデータの絞り込みが完了しました。

rapture_20200926004655.jpg

フィルターを元に戻す場合は、

 ① タイトル横の「フィルターマーク」をクリック
 ② 「”商品名”からフィルターをクリア」をクリックして解除します。

Excel操作_フィルター_テキストフィルター(戻す).jpg


  更に、ランキングなどの数値によるフィルターが可能な
 「数値フィルター」もあります。

 それぞれの状況に合わせて、使って見て下さい。

 ① 並び替えたいタイトル右の「▼」をクリック
 ② 開いたメニューから「数値フィルター」を選択
 ③  それぞれの状況に合わせて条件選択
 ④ 「OK」ボタンクリックでデータの抽出完了

Excel操作_フィルター_数値フィルター.jpg


3.重複データの削除

 私の場合、
 取得したASINは、全てKeepaのグラフで目視確認しています。

 これは必要な作業だと思ってはいるものの、
 できればやりたくない作業の1つです。


 そこで、作業量を減らすための対策として、
 リサーチ条件をなるべく厳しくしたり、

 1度リサーチしたASINを何度もリサーチしない。
 と決めていたりします。

 例えば、目視確認済みのASINのリストを作成しておくことで、
 2回めのリサーチでは、リサーチ済みのASINを取り除くことが可能です。


 そこで次は、
 Excelを使った重複データの削除方法を紹介します。


 テスト用に「調査済みのASINリスト」を作成しました。
 まず、このリストを選択してコピーします。

 この範囲のデータをコピーする場合は、
 まず、範囲を選択します。

 A1セル~A6セルまでをドラッグ&ドロップで選択するか、
 A1セルをクリックした後、Shiftキーを押しながらA6セルをクリック
 します。

 次は、選択範囲のデーターコピーです。
 「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押すとコピーが完了します。

NG-ASIN.jpg


 コピーができたら、
 Keepaで取得したデータに戻ります。
 ASINの重複を削除したいので、
 A1セル(黄色いセル)をクリックした後、
 「Ctrl」キーを押しながら「↓」(下矢印)キーを押します。
rapture_20200926002801.jpg


 最終行までカーソルが移動していますので、
 「↓」キーを2回押して2行下へ移動した後、
 「Ctrl」+「V」キーを押して先ほどのデータを貼り付けます。

Excel操作_フィルター_NGーASIN貼り付け.jpg


 データを貼り付けたら、
 重複する値に色をつけて分類します。

  ① まず、列番号「A」をクリックしてA列を選択します。
  ② メニューの「ホーム」をクリック
  ③ 「条件付き書式」をクリック
  ④ 「セルの強調表示ルール」を選択
  ⑤ 「重複する値」をクリック

Excel操作_重複値.jpg

 「OK」をクリックして、設定を確定します。
 これで、重複しているデータの文字と背景が赤色に変わりました。

Excel操作_重複値_設定完了.jpg


この状態になったら、重複行を並び替えます。
 ① ASIN列を並び替えるため、タイトル行「ASIN」横の「▼」をクリック
 ② 「色で並び替え」を選択
 ③ 赤色をクリック

Excel操作_フィルター_重複データ並び替え.jpg

 これで、並び替え完了です。
 このデータが必要ない場合は、
  ① 行番号2~7をドラッグ&ドロップで選択
  ② 選択範囲内で右クリックをしてメニュー表示
  ③ 「削除」を選択して行削除します。

Excel操作_行削除.jpg


 これで、重複データ行は削除できましたが、
 不要なデータはまだ残っていますので削除しましょう。

  ① 「Ctrl」+「↓」で最終行まで移動
  ② 削除する行番号をドラッグ&ドロップで選択
  ③ 選択範囲内で右クリックをしてメニュー表示
  ④ 「削除」を選択して行削除
Excel操作_行削除2.jpg


 いかがでしたか?

  ・ CSVファイルから開く方法
  ・ Excelから開く方法
  ・ ドラッグ&ドロップで開く方法
  ・ 使いやすくするための準備
  ・ フィルター機能を使った並び替えと抽出
  ・ 重複データの削除


CSVファイルをExcelに取り込むところから、
基本的なExcelの使い方まで一気に解説しました。


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