読むよりも書いた方が絶対に面白い

記事
学び
私はノベルピアで小説投稿に挑戦しました。テーマは同性婚です。15歳の女の子が異世界に行って婚活をする話を書いてみたのですが、もちろん小説なんか一度も書いたことがありません。ノベルピアへの投稿も初めてです。しかも2月末が〆切だし、2000字以上で20話以上書かないといけないのです。初投稿が2月4日。更には23日に東京のセミナーの予定が入っており、プロットを立てる暇もないまま、10日間で20話ほど書き上げることができました。何とかコンテストの対象にはなりましたが、プロットを立てずに書くとこうなるという悪い見本でもあります。これは作業手順を無視して数を上げる現場の作業に似ています。私はほぼ現場で生産に従事していたので、よく似ていると思いました。何でセオリーを破ったかというと〆切に間に合わないからです。いつもは必ず作業手順を守る自分がセオリーを破るということ自体が異例でもありました。書いてみると案外書けてしまうものです。創作投稿自体は断続的に30年くらいやってきたし、読書歴は45年以上あるので、実際に書いてみるととにかく面白い。この10日間は自分にとってものすごく楽しかったです。人生に楽しさを全くと言っていいほど感じることがなかったのですが、ありえないほど充実していました。底抜けに面白いと思える時間を久々に味わうことができました。書いて読んで書き直すという作業自体が楽しいのです。元々心霊ものを書くつもりが怪談の著作権のせいで吹っ飛んでしまう誤算もありました。しかしプロットがないということは結末が未定だということです。一応、結末は考えていたのですが、サブキャラの女の子が成長して全然違う方向に突き抜けていくのが楽しかった。というかまだ完結していないのでこれからも書いていくのですが、会話文は少ないし主人公の女の子はどんどんかすんでいくしでプロットを立てることがいかに大切かということがよくわかる、いい体験ではありましたね。プロットなしでも書けるのは本当に力がある人か、天性の才能がある人だけです。いきなり飛行機に飛び乗ってスクランブル発進するようなものです。いざという時に立ち返るものがないのですから、空中分解するか、山にぶつかるか、海に落ちるかです。この小説は世界観から派生した舞台装置がプロット代わりになっているため小説の構造がかなり特殊になっているのです。なので大賞を取ることはまずないでしょう。書くかどうか悩んでいる人はまず書いてみることです。必ずプロットを立ててから書き始めることです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す