HSPさんにオススメの本『52ヘルツのクジラたち』

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こんばんは♪
今日もHSPさんにオススメの本を紹介します!


『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ さんの作品です。

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52ヘルツという、他の鯨たちに聴こえない周波数で鳴く世界一、孤独なクジラがいるそうです。


同じ世界に仲間がいるはずなのに、存在を認めてもらえない…
そんな寂しいクジラのように、52ヘルツで鳴いていた少年と女性の物語。



ある少年は母親に『ムシ』と呼ばれて、ネグレクトを受けていました。
食事も貰えず、風呂にも入らせてもらえない。
名前も呼んでもらえず、『ムシ』と呼ばれるだけ。
ついに声も出せなくなった…


一方、子供の頃にネグレクトを受けていたキナコという女性がいます。
大人になっても母親に人生を搾取され続けていますが、
自分には高校まで出してもらった『恩』がある。

でも、もう無理だ…
そんなとき、ある人が女性の52ヘルツの声に気付いてくれた



キナコ、逃げよう。



母親から逃げるように東京離れ、亡くなった祖母の家に引っ越しました。
そこでボロボロになった少年を発見…
少年を風呂に入れ、服を着せ、食事を与え、何日も何日も根気よく声をかけ続けます。


この女性を信じていいのか不安な少年。
この少年を育てていく覚悟をする女性。


そして少年がついに声を…!!


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初めてこの本を読んだときは、涙で文字が読めなくなるほど、ぐしゃぐしゃに泣きました。(記事を書きながらまた泣きそう)
『この本を読んでいるあなたも一人じゃないよ』、そう語りかけてくるようで…。


身近で同じように52ヘルツで鳴いている人がいるかもしれない。
わたしも耳を澄まして、気付いてあげられるようになれたらいいなと思います。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

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