人間関係必勝6 ストーカー!加害者?被害者?

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ストーカーというと殺人事件に発展してしまうこともあり、怖い事件のイメージがあると思います。

そしてあまり身近に感じないかもしれません。

でもストーキングという犯罪はとても身近なもので、誰でも加害者になることも被害者になることもあるのです。



「好き」という気持ちはとても尊いものです。

生きる気力を生み出しますし、努力の起爆剤にもなります。

でも、相手がその「好意」を受け入れられないとストーキングという犯罪になってしまうのです。



私はアラフィフですが今まで生きていたなかで2回のストーキング犯罪の被害者になっています。

1回目は小学校2年生から中学3年の卒業まで続きました。

1学年下の男の子に付き纏われて自宅まで押しかけられ、学校のクラスに押しかけられ、机の中に勝手に手紙やプレゼントを入れられました。

大人になった今では、小さな男の子の必死の恋心だったことが理解できますが、当事者だった私は怖くて気持ち悪く思いました。

高校は彼が絶対に追いかけてこれない女子高を選びました。

この話、幼い男の子の初恋話で微笑ましく思えるかもしれません。

でも私もまだ小学生でした。

知らない男の子に校内で追いかけ回され、自宅までこられて怖かったのも事実です。

私も周りも幼くて大人に相談することも思いつきませんでした。

今なら問題になっているかもしれません。


2回目は結婚もして娘も生まれたあとでした。
仲の良い友人が徐々にストーカーとなってしまい、大変なショックを受けました。
この件は警察も介入し、彼に警察から「関わらないように」と警告してもらうことで解決しました。


 ストーキングという犯罪の怖さは、このように純粋な好意であっても相手が恐怖を持ったら、それが犯罪になることです。

いつのまにか自分が加害者になる危険性があるのはとても怖いことです。



鑑定歴30年あまりのなかで、ストーカーの被害者からのご相談を多く受けました。

そして、加害者としての自認のない加害者からもたくさんのご相談を受けました。

「好きな人がどんなにアプローチしても応えてくれなくて、会社でこっそり住所を調べて自宅まで行って待ち伏せしたら、会社に報告が入って退職せざるを得なくなってしまいました」

「好きな人に連絡先を聞いても教えてくれないので、SNSをしらみつぶしに調べて特定しました。連絡したらブロックされました」

これは「好き」という気持ちが先行してしまって、相手や第三者から自分がどう見えるかという客観性を描いた結果です。

好きな人のことを知りたくてSNSを見たり、話しかけようとすることは当たり前です。

それは相手も理解しているでしょう。

ただ人間は自分を好きになってくれても、恋愛対象として見れなかったり、すでにパートナーがいたり、好きな人が別にいたりして、気持ちに応えられないことは珍しくありません。

そういうときに相手が引いてくれないと、怖さや気持ち悪さが生まれてしまい、益々受け付けられなくなってしまいます。

この関係が拗れてしまうとセクシャルハラスメントになったり、最悪は警察が介入してのストーカー事案となってしまうのです。



被害者はどうでしょう。

元彼が自宅前で待ち伏せしていた。

告白を断った人が自宅最寄駅から会社の最寄駅までついてくる。

これらは実際にお受けしたご相談の一例です。

怖いと思うのが一般的だと思います。

この気味の悪さや恐怖から逃れようと誰かに相談する方は少なくないでしょう。

それは警察かもしれません。



元々は相手のことを好きになって、その気持ちを受け入れてほしいという願いであり、悪いことではないのです。

ただ恋愛でも友情でも片思いの場合は、相手が受け入れられるペースを守ることが重要です。

この距離感を間違えてしまうと、大好きな相手に嫌われ怖がられるという最悪な関係が待っています。



恋愛関係になりたいときは、押すだけではダメです。

相手の反応が芳しくないのであれば、ちょっと引いてみてください。

その時間と距離感が、自分も相手も気持ちを整理するために必要なのです。

たいていの人は自分を好きでいてくれる相手には好意的です。

なぜ自分の好意が伝わらないのか、相手が受け入れられないのかを分析する冷静さが恋には必須です。



情熱と愛情と冷静さをもって対処していきましょう。
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