子供っぽい英語、大人の英語

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喋らない英会話教室を立ち上げ中!
こんにちは、廣森です(^O^)

ビデオレッスンを始めたいのですが、未だ本人確認をできておりません。
忘れっぽい性格はいかんですね。

さて、私が街中で見かけた英文をシェアしたいと思います。
" Tell us if you need a non-paper straw"
これカフェで見かけた一文なのですが、なんと書いてあるかわかりますか?

この一文の上には、もちろん日本語も添えられておりました。
"紙以外のストローをご希望の方は、お気軽にスタッフまでお申し出ください。"
お申し出ください=Tell us
ご希望の方は=If you need 
ということですね。

この一文を英語がわかる外国人の人がみると、実は
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こんな印象を受けます。
意味が分からないですね〜、ちゃんと説明します。

"Tell us 〜"
のような文章は、命令文なのです。
同じような構文では"Don't worry 〜"などもありますが、
相手に何かを求めるような動詞を使用する場合は、
相手にそうするよう命令する、指示する。というニュアンスになってしまいます。



つまり、"Tell us 〜"は、決して、"お申し出ください" ではなく、
"さあ、言いなさい!"とか、"言ってみなさい!"とか、"白状しなさい!"
とか、そういう意味になります。
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「さあ言ってみなさい!!!」

申し出る側は・・・決死の覚悟ですねw

特に、"if you need to 〜(〜が必要な場合は)"という言葉が合わさると、尚更強くなりますね。
「必要」という言葉自体の重要度が高いからです。

ですので、本当に日本語の通りのニュアンスで言う場合は、
"Let us know if you'd prefer a non-paper straw."
の方が近いでしょう。
より丁寧な印象を与えたい場合は、Letの前に、Pleaseを入れると良いですね。
※Preferは「好ましく思う」と言う意味です。

ちなみに、この"Tell us"というフレーズ。実はいろんな場面で耳にします。

学校です。
どの国も女の子というのは恋バナとか内緒話とか好きなものです。
すると、「AちゃんとBちゃんは知っているけど、Cちゃんはまだ知らない」
なんてシチュエーションが五万とあります。
その時に真っ先に出るのが、"Tell me!!" "Tell us!" 
つまり、「教えてよ!!!」
なのです。

あとは、よく海外ドラマとかで出てくるフレーズだと、
"Tell me what's going on? (一体何が起きてるんだよ?誰か教えてくれ)"
ですね。
大体何かしら面白シュールな事件が起きて大混乱している主人公とかが言うセリフではないでしょうかね。
そういう場面での私のお気に入りの返答は
"YOU TELL ME!" (お前がな!)
です。
定番の返しですが、おしゃれやな〜と思ってしまう。
こんな返しをする場面に出くわしてみたいわ。

話は逸れてしまいましたが、"Tell us〜"というのは、要は少しどころか、とても
子供っぽい、もしくはプライベート感が強い印象を受けるのです。
そして、英語の文化として、プライベート感を外で感じるということはあまり良いとされておりません。
※いずれこの話もしたいですね。

万が一間違ってあのような表現を使うと、さっきのサムライ感のある感じだったり、今にもプリズンブレイクしそうな緊迫感のようなものを醸し出してしまうのです。

つまり、大人の使う英語と子供の使う英語は違うと言うことです。
日本でもそうですよね。
謙譲語・尊敬語・丁寧語。しょっちゅう使いますね。

私達日本人だって、友達と話すのと同じように職場の人と話しません。
なんならママ友同士だってある程度の大人な喋りかたをするものです。
間違っても、職場の電話で「マジおこなんだけどー!」とか言う人・・・いないですよね?(急になんとなく不安w)

日本人は世界でもかなり英語を勉強している人種だと思います。
(マジ、ヨーロッパの大国の人とか英語できないですからね!)
それでもできないのは、大人になっていざ英語を使う場面で、
文法ってこれでいいのかな?
この単語でいいのかな?
発音絶対合ってないんですけどーーー!><
ってなりながら、やっと出てきたのが子供っぽい英語(/ _ ; )・・・ということが原因なのではないかと思うのです。

でもなまじ勉強してきているから、相手の書いている・言っている英語はなんとなく分かるし、その表現が自分はできないということも分かってしまうのです。
そこで「あー私は英語ができないんだ・・・」と英語に対する劣等感を抱いてしまうのです。
それはね。そう思ってしまっても仕方ないのです。
だって、まだ知らないだけなのです。
どうしたら子供の英語が大人の英語になっていくのか。
そこのカラクリさえ分かれば、あっという間に大人の英語が分かるようになる
書けるようになる
英語、できるじゃん私!ってなるんです。

今日は長くなってしまったので、ここまで☆


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