B2CビジネスからB2Bへの移行

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ビジネス・マーケティング
「『B2B』は、『B2C2B』だ」
私もB2Bの仕事を長くしているが、あるとき心に刺さった言葉である。
つまり、B2Bと聞くと、自分の会社(B)と相手の会社(B)の関係にみえる。

しかし、実際は自分の会社(B)も相手の会社(B)もどちらも、人(C)が構成している。

特に会社が大きくなればなるほど、人によって会社に対する思いや派閥も異なる。そして、僕らが仕事をするのは、あくまで人であり、企業ではないということを肝に銘じるべきだと感じました。企業相手と考えてしまうと、人の心や思いみたいなものが見えなくなってしまうんで、あくまで相手は人であることを忘れてはいけないと思える言葉です。


ところで、今回のエントリーはB2CビジネスからB2Bにどう移行するかです。今月からココナラを始めさせて頂いて、いくつかのブログの反応からどのようなユーザーがいるのかリサーチをしていました。そうすると、特にB2Cでのビジネスをされている方が多いのかなという印象を持ちました。

そこで、B2Bビジネスを本業にしている自分の経験が何か生きないかと思い、今回のエントリーを書かせていただきました。

1.B2Bビジネスのメリット
B2Bビジネスのメリットを簡単に下記に列挙します。
・顧客側の参加者が増えるので単価が大きくなる
・企業は予算を組んでいることが多く、その予算を使うことの障壁が小さい
・意思決定は論理的かつ組織的なので、契約の成否理由がわかりやすい
・予算期間内であれば、自身の品質が低くない限り契約を解除されることが少ない
・決算が近くなると、残予算が発生する(お財布がゆるくなる可能性がある)

2.B2CビジネスをB2Bビジネスに転換する思考法

A.企業の事業開発に活かす
下記でも記載をしましたが、単価を増やす施策として事業開発に食い込むというアイデアがあります。これはそもそもB2C事業をB2B事業に転換する施策になっています。

占いをやっている方が「占い事業」を展開する企業のコンサルとして関わるようなイメージです。

B.現在のB2C事業を経営者専門のコンテンツにする
経営者も一人の人です。ただ、経営者は実は法人としてのお財布も持っているわけです。あなたのコンテンツが経営者の成長(=事業成長)につながるようにするということもありえます。

私の友人では、占い1回1万円という方がいます。単なる占いだけではなく、「ビジネスコーチング」の機能も提供しているからこそできるのかもしれません。

C.企業研修やworkshop化する
企業の従業員の方に参加していただく研修やworkshopにコンテンツとして磨きをかけていく選択もあります。

企業が研修で従業員に学んでもらいたいことは、実はそこまで種類があるわけではないです。仕事をやりきるマインド、相手を尊重するマインド、SDGsなどなど。

基本的には、(ざっくり言うと)人間として「当たり前なこと」を、その企業のカルチャーにあうようなコンテンツにして研修という形で提供しています。

しかし、そのような「当たり前なこと」はつまらない笑
内容だけ考えれば、その辺に売っている100円の啓発書にも書いてあります。
でも、人はつまらないから学ばないわけです。

そこで、企業は研修コンテンツを毎年色々変えて、受講者が飽きないようなもにしているわけです。「変わった研修」をしている会社がニュースに取り上げられることもあると思いますが、その会社がもともと変わった研修だけをやっていたわけではないはずです。

ということで、あなたが持っているコンテンツが企業人が学ぶ大事なことにつながらないか考えてみるのはいいかもしれません。

一方で注意点は、このような研修を売るときは、コンテンツと企業としての投資対効果をしっかりと設計する必要があります。そして、社長向けにはコンテンツの面白さを訴えつつ、社長以外の人には投資対効果を訴えるという営業トークが必要です。その意味でも、最初に経営者専門のコンテンツを作っておくことは重要です。

私が知っている事例では、「子供と遊ぶ」研修を、昨今のSDGsと繋げて提供している会社があったりします。保育系の方が提供しています。

3.最後に
思考法などを記載してみましたが、なかなか自分ひとりでは考えつかなと思います。そこで、今回新しいプランを出店してみます。

1時間1万円で、皆様のB2CスキルをB2Bに転換するコンサルティングを行います。

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