「ココナラ」にて先日2022年12月初頭より、占い師として参入しました。
そこで感じた懸念と、日本における占い師の必要性・立ち位置について感じたことを書いてまいります。
ココナラに至った経緯
対面やメール鑑定を主にタロット鑑定をしております、癒羽マリカ(ゆうまりか)と申します。人間心理学と哲学をもって、ご相談に来てくださった方のお悩みを解きほぐすのを生業としております。
霊感・霊視・透視・祈祷・祈願の類は一切行いません。
「自分の人生、変えるのは自分の行動しかないっしょ!」と考えているため、ご相談に来られた方が自信を持って次の一歩を踏み出せるような占いを提供しております。
ココナラに占い師として新規参入し始めてから約25日、ありがたいことに38名様からご相談をいただきました。
実はわたくし、ココナラに来る前、とあるサイトで占い師のゴーストライターをしておりました。いわゆる「中の人」でございます。あまり大きな声で言えることではございませんので、オフレコでお願いしますね。
そのため実績は明るみに出せず、癒羽マリカとして実績ゼロでニュースタートを切ったのでございますが……にしては、中々に好調な滑り出しだと思います。
ただ、わたくしの引き寄せパワーがスゴイとかいうものではなく、ポッと出の新人にもご相談に来ていただけるほど、占いの需要が高いのでしょう。
一占い師としては嬉しい反面、ちょっとした懸念もありまして……。
日本における「占い師」の立ち位置
「やっぱり日本は、まだまだカウンセリングが一般的に普及していないなぁ……」
という懸念です。
※ここで言うカウンセリングは、国家資格として日本で認められる臨床心理士、公認心理師によるものです。
その他は民間資格であり、今、日本における「心理カウンセラー」とは、患者さんの相談に応じる職業全般を指す言葉となっています。※
アメリカの現代ドラマがお好きな方だとよく目にするかと思うのですが、普通に行くんですよね、カウンセリング。
「夫婦の関係がマンネリ化してきた」とか「更年期障害で困ってる」とか「上司がウザくてやってられない」とか
「なんかモヤモヤしたら行く」
のようなノリで受けられます。
日本だと、なんらかの「病」と名前がつかないと受けづらいのが現状です。
わたくしも日本でカウンセリングを受けたことがありますが、まず普通に気楽には行けません。
・予約が取れない
・総合病院とかにあったとしても隠しメニューみたいな扱いになってる
・人の目があって行きにくい
・ちょっとした不調では絶対行けない
・保険適用されない
……と、現実的なハードルが高すぎる。
じゃあ、日本人はカウンセリングなしでも生きていけるほどメンタルが強いのか?というと、そうではなく。人間のキャパシティは、人種やお国柄でそう変わるものではありません。
ならば、家族や人間関係、仕事などでモヤモヤを抱えた頑張り屋の日本人はどこへ行くか、と言うと……。
① そういうもんだよ、と周りから促され、時間をかけて折り合いをつける
② ひとりで抱え込みすぎて、ある日倒れる
③ 拠り所を見つけて、沼(ぬま)る
この3パターンに分かれるのでは?と考えています。
(わたくしは過去、②のパターンを経験しました)
中でも③拠り所を見つける の中に、
「占い師に相談する」があるのではないでしょうか。
実際、占いへご相談に来られる方によっては、「これは専門家に繋いだ方がいいな」というお悩みを抱えてみえる方も少なくありません。
明らかに、然るべき士業や医療の範囲で処置が必要な方は、ご相談の時点でそのように勧めております。
しかしほとんどの方は、法律や病院の出番となる前に、我慢して自分を奮い立たせていらっしゃいます。
どうしても耐えられず、ご家族やご友人にも相談できないから、占い師を頼られるのだと思います。
いつ予約が取れるかも分からない、費用の高いカウンセラーよりも。
じゃあ、占い師の役目って?
ただ、占い師に国家資格はありません。
単に、
「人の話を聞くのが好きな人」
であり、
「色んな悩みや話をたくさん聞いたから色々知っている人」
であり、
「人よりも占いをマニアックに研究した人」
なだけなのです。
最後以外はスナックのママさんと同じじゃないですか。なんならスナックのママさんの方が人生経験豊富だったりします。お酒も出してくれる。
でも、前述した仮定が正しいとしたら、カウンセリングに行く代わりに占いに来る人が多いのだとしたら……。
日本の占い師は、国外の国家資格者と同じだけの影響力があることになります。
占い師・癒羽マリカのスタンス
占いを始めた頃、お金をもらって占いを提供することになった際、そのことに気が付き、怖くて仕方がありませんでした。
占いを受けたことのない方は、大袈裟だと思われるかもしれません。しかし、わたくし達が受け止める内容は、並大抵のドラマでも味わえぬ苦悶や葛藤が多いのです。
「来週のデート、どんなコーデで行ったら良いこと起きるかな♪」
「憧れのカレを振り向かせるには、どうしたらいい?毎日胸が苦しいよう♡」
というキラキラは、ほぼお目にかかれません。詳しくは書きませんが。
なのになぜ、カウンセラーではなく占い師をやっているのか?というと、「必要とする人がいるから」です。
タロットカードを相棒に、寄り添ったお悩みの数が数えられなくなった頃には、随分と自信がついておりました。
わたくしにとっての新天地であるココナラで占いを始めて、この記事に書いたことを改めて痛感したので、せっかくなので書き留めておこうと思います。
そんな占い師がやってる占いに興味が湧かれた方は、是非ともおいでくださいませ。