課題を抱える子どもへの関わり方

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コラム
                                 北村敦

不登校などの問題を抱えた児童に、
「こうしたらいい」という
特効薬はありません。 


 ただ、そんな問題を抱える子どどもたちと
関わる上で、教師や大人が大事にしなければ
ならないことについて、
30年以上子どもたちと関わってきた
元教師として、
私なりの考えを述べたいと思います。 


 何よりもまず、子どもに対して謙虚に、 
同じ目線に立つことが大事だと思います。  

 子どもは、頭では「~した方がいい」
とわかっているのです。

分かっていても、できないでいるのが
今の現状なのです。 

 時には、ゲーム等につきあいながら
話をするのも大事だと思います。 

 その上で、自分がやろうと思った
学習をさせていけばいいのです。 


 「言ったじゃないの」
「どうしてできないの」 
は、禁句です。 

自己肯定感がいっそう低くなりますから。 


 今、子どもが求めているものは、
「安心感」「安心できる場」なのですよ。 

 表に見える部分だけで、子どもを責めたり、 
子どもと関わったりしてはいけません。 

 また、上から目線で話してはいけません。 


あなたは、不安定な状況にいる子どもに
罵声を浴びせられて、
腹を立てていませんか? 


 私たち大人は、たとえ一時反抗されても、 
子どもが人として成長するために
大事な時を経ていることを理解し、
自分と同じ人格と心を持つ人として、
接することがとても大事でなのです。 



 あなたは、子どもに笑顔で
接することができていますか? 


 子どもの背景にあることを分かってあげ、
子どもの話をよく聴いてあげることが
大切なのです。 



「どうして~」「何で~」は、
とても冷たい言い方です。 


「何かあったの」と聞いてあげることが、
子ども理解につながるのです。 


 時が来たら、必ず自分の意思で、
自分のできることをがんばり始めると、
子どもの可能性(善性)を信じて、
忍耐強く愛情を注いでいくことが大事なのです。
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