『意図して』勉強休みを作れますか？

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こんにちは。

突然ですが、資格を取る動機は何ですか？

教養のため、人生を有意義に過ごすため等、様々あるかと思いますが、

一番多いのが、

「仕事上、必要なため」

というものではないでしょうか。

「必置資格」とは？

仕事上必要な資格とは、宅地建物取引士、管理業務主任者、証券外務員、登録販売者等、仕事に就いている業界で求められている資格、

いわゆる「必置資格」とされているものです。

このような資格があれば、業界内で優遇される反面、持っていないと最悪、いつまで経っても「半人前」扱いされかねない資格でもあります。

仕事は、重ねた「経験」が大事である一方、「資格の有無」が問われる場面があります。資格がないことにより不遇な扱いを受けることは、合点がいかないという意見はあるでしょう。

しかし、それは人を雇う企業側にも事情があります。

「必置資格」は業務上、一定数置かないと仕事を遂行することができないものです。例えば、宅地建物取引士は、従事者の5人に1人置かなければならない、というふうに法律で定められています。

そして、たとえ上記の規定を満たしていても、それでよしと、なるものではありません。顧客側から見れば、資格を持っていることにより、「プロ」として信頼できるという側面があります。

企業側としては、そのような「プロ」として認められうる従業員を増やしたい、という事情があります。

そこで、企業側も従業員に資格取得を推奨し、場合によっては「資格手当」を支給することもあります。従業員にしても、事実上、同じ仕事をして給与が上がるのであれば、できるならば資格を取りたい、と願う方も多いでしょう。

しかし、

実際に「働きながら資格を取る」のは大変なことです。

仕事をしながらでは、疲労やスケジュールの面で、なかなか勉強時間が取れない、というのが実情ではないでしょうか。

ましてや、「資格を取るには『毎日勉強』しないとダメではないか？」と思うと、資格は取りたくても、現実的に資格は取れない、と諦めてしまう方も多いと思います。

しかし、資格を取るのに、「毎日勉強」することが必須なのではありません。

現実問題、実際に毎日勉強できますか。なかなか難しいというのが、正直なところではないでしょうか。

一番大事なことは、「合格に必要な知識を、着実に身につける」ことであり、勉強はあくまでもその手段である、ということです。

そして、合格に必要な知識は、忘れないうちに復習を重ねることにより、徐々に身につけていくことが大切です。

初級レベルの資格であれば、「一夜漬け」で乗り切れるかもしれません。

しかし、「必置資格」とされている国家試験のレベルでは、到底一夜漬けで乗り切れるものではありません。このレベルでは、最低でも数か月という単位で知識を身につける必要があるものが多いです。

では、どうすればいいのか。

それは、自分自身で「勉強をコントロール」できるようにする技術を身につけることです。

現実的に、毎日勉強するのは難しい。であるならば、空いた時間で、かつ知識が身につくタイミングで勉強することが求められます。そのタイミングを知ることが、効率よく資格を取るためには必要なのです。

逆に言えば、そのタイミングさえ身につけることができれば、必ずしも毎日勉強することが必須条件ではないことがわかるでしょう。

究極には、

「『意図して』勉強休みの日を作ることができる」

よう、「資格の勉強に充てる時間」をコントロールできるようになれば、長い目で見て継続して資格の勉強を続けることができるようになります。

本書を出版した最大の目的は、「働きながらでも、仕事上必要な資格を取ることができるようになる人が、一人でも多くなること」であり、資格取得による「プロフェッショナル」が社会に増えることにより、高品質な商品・サービス

を提供できるようになること。また、品質を高めることにより、商品・サービスの付加価値を高め、現在問題になっている「賃上げ問題」に少しでも貢献したい、という思いがあります。

改めて、働きながら資格を取ることは、大変なことです。

その中で、資格を取るハードルを低くできるよう、社会に貢献できるならば幸いです。