1点の差の「大きさ」

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こんにちは。

今回は、資格試験における1点の差の「大きさ」について書きます。

資格に限らず、「試験」というものは、合格する人がいれば、残念ながら不合格になる人も出てきます。当然、合格率が低くなればなるほど、合格者の割合は減るわけです。

試験には、一定の点数や、合格者の割合になるよう「合格ライン」が設定され、そのライン以上の点数を取れた人が「合格者」となります。

そして、ここからが本題になりますが、
「合格ライン」付近には多くの人が固まっている。
合格ラインぎりぎりで合格する人もいれば、1点差で泣く人もいる。

それは当然ではないか!と思う人もいるでしょう。
しかし、考えてみてください。

1点差で泣いた人は、この『1点差』を「惜しかった」と考えるのか、それとも、点差以上の「壁」があると考えるのか。
合格発表後に落胆する中で、惜しかったなと思うこと自体は問題ないでしょう。ただし、「1点差という『惜しい』点数だったから、相応の実力はある」と慢心してしまうと、次の試験でも足をすくわれかねません。

私も、資格試験での苦い思い出があります。
それは、2000年に初めて受けた行政書士試験に「1点差」で不合格となりました。私は、初受験で一発合格するつもりでしたので、不合格を知ったときはとても落胆しました。
次の年、再び行政書士試験を受けてリベンジできましたが、思ったほど点数が伸びなかったなと思いました。
自分自身、決して慢心したとは思ってません。ですが、前年の経験がそれほど成績に反映されるものではなく、むしろ前年以上努力することで、合格レベルに達するものだと思ったものです。

冷静に考えると、「合格ライン」付近には多くの人が集まっている。実力にそれほど差があるわけではないのです。
そのような「合格レベル」に近い人の多くが、「次は必ずリベンジする!」と気合を入れて勉強して臨むわけです。そのうえ、新たな競争相手とも戦う必要がある。
そのように考えると、「1点差の不合格だったから、実力はある」慢心していると、むしろライバルに差をつけられるリスクが高くなります。

もし、1点差で不合格となってしまった場合、リベンジの際には慢心しないことが大切です。




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