「難関資格」への活用

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こんにちは。
今回は、本書で述べたことが「難関資格」にも通用するのか?について書きます。

本書を出版する際、
「『働きながら、必要な資格を、効率よく取得するための勉強法』を提案したい」という思いがありました。
そのため、本書では敢えて「難関資格」に対する具体的な勉強法には触れておりません。

その理由として、
①勤務先の企業が、社員に対し「難関資格」の取得を推奨する可能性は低いと予想されること。
司法試験、公認会計士、不動産鑑定士といった「難関資格」や、各検定試験の「1級レベル」は、論述式実技試験が課されるケースが多く、各試験の特徴を踏まえて、個別に対応する必要があると考えられるため。
ということが挙げられます。

①については、企業としては「業務上必要な資格」の取得は推奨する一方、取得するまでに何年かかるかわからない「難関資格」の取得を推奨することは考えにくいです。なぜならば、はじめから難関資格を持っている人を雇うか、外部の資格者に依頼する方がコストが低いと考えられるからです。
本来企業は、利益を出すために商品やサービスを提供し、その利益の中から給与を支払います。企業は社員に対し、「働いて、利益を出しなさい!」というのが基本的な考え方でしょうから、社員に対し難関資格に挑戦させ、その上お金を出すとなれば、その人は「よほど優秀な人」ではないでしょうか。

②については、難関資格の論述式実技試験は、試験によって傾向や対策が大きく変わり、試験範囲の全てにおいて「こうすればよい!」とは言えない、という事情があります。
(ここが、「どんな勉強でも通用する!」とうたっている勉強本とは一線を画しているところです)

しかしながら、難関資格の勉強でも参考になるところはあります。

勉強法は本来、どんな勉強にも通じるところがあり、例えば択一試験への対応はもちろんのこと、論述式や実技試験においても、
「タイミングよく勉強を重ねることが重要」
という点では不変であります。

私は、メンタルヘルス・マネジメント®検定Ⅰ種を受検したとき、この勉強法を実践し、択一式八割以上正解することができました。このことは、「1級レベル」の試験でも、勉強法自体は通用することを強く実感しました。

本書では読者対象として、
②今までの勉強法に疑問を感じている人、または自信が持てない人
③もっと効率よく勉強して、「勉強休み」や「余暇」を作りたい人
にも読んでいただきたい旨を記しております。

難関資格を目指す方にも、本書が勉強を効率よくできるための参考になれば幸いです。
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