【一般向け】図書館豆知識:展示コーナー

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図書館上手に使えていますか?こちらでは一般のみなさま向けに図書館に関する知っておくと便利な豆知識をご紹介します。

9月も半ばになりますが、大阪はまだまだ暑い日が続いています。
台風や大雨の被害も出ていますね。
みなさんのお住まいは大丈夫でしょうか?

連日最高気温は30度を超えてはいますが、朝晩いくらか涼しくなり、虫の声なんかも聞こえるようになりました。
ああ、秋が来るんだなぁ…と感じます。

さて、「秋」といえば?
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋・・・色々と言われます。
しかし今年は暑さで食欲減退、スポーツは熱中症注意、読書も芸術もあまり集中できそうにありませんよね。
図書館の展示をどのテーマにするか、かなり悩みました。

図書館では入口やカウンターの近くなどで特集展示のコーナーを設けています。1か所だけでなく、小さいコーナーを複数設けている所もあります。
大きくタイトルを掲示し、関係のある本を紹介していきます。
装飾なども工夫し、とても目立ちますし、利用も多くなります。
普段手に取られにくい本などを紹介するには、とてもいいチャンスです。

大抵は事前に年間、もしくは半年程度の展示テーマを決めています。
ワールドカップやオリンピックなどの大きなイベントや、春夏秋冬、正月や七夕などの行事に対応した展示が多いと思います。

しかし今年の秋はこの暑さ。食べ物も読書も芸術もいまひとつ・・・。
今年はラグビーやバスケットボールなどの大きな大会がありますので、「スポーツの秋」という展示も多いと思います。
うちの学校もそろそろスポーツ関係に変更予定です。

また、中途半端な時期や、特に大きなイベント事のない時期は苦戦します。
そんな時こそ司書のアイデア光る展示が展開されます。
「青い表紙」「黄色い表紙」を集めた展示はとても目立ちます。
その土地ゆかりのものを集めた展示も興味を引くでしょう。
夏の暑い時期に南極の本。冬にはこたつで長編ミステリ。などなど。

大学図書館ではレポートの書き方特集もあります。
学校図書館では修学旅行先の特集をすることもあります。
毎年似たような展示になることもありますが、「この時期にはこの展示」と決めている場合もあります。

展示の期間は1・2か月ぐらいが多いと思います。
展示が終われば、本たちは通常の棚に戻ってしまいます。
もし、手に取る前に展示が終了していても、カウンターなどで問い合わせれば展示内容を紹介してくれるはずです。

「私を読んで!」と、おすまし顔で展示コーナーに並ぶ本たちとの出会いを、ぜひ楽しんでくださいね。

今回は展示コーナーについてお話ししました。

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