【一般向け】図書館豆知識:レファレンスって?

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図書館上手に使えていますか?こちらでは一般のみなさま向けに図書館に関する知っておくと便利な豆知識をご紹介します。

みなさん、図書館へはどういった目的で行かれますか?
本を読むため・借りるため・・・といった方が殆どだと思います。
逆にそれ以外に何をしに行くの?と思われるかもしれませんね。
図書館は調べ物をするにはうってつけの場所なんですよ。

今ではインターネットで何でも簡単に調べられてしまいますが、上手に検索できないと、知りたいことが上手く引き出せないこともあります。
マイナーなこと、古いこと、地域的なことなど、見つけるのが難しい事柄が出てきたときは、ぜひ図書館を訪ねてみてください。

図書館には古い資料もたくさんありますし、百科事典などの調べるための本も各種取り揃えています。通常だと有料のデータベースを無料で使うこともできます。(データベースの種類は図書館によって違います)
必要ならば条件内でコピーやプリントアウトをすることもできます。

また、図書館の貸出・返却を行うカウンターの近くに「レファレンス」という文字が見えると思います。(場所によっては出ていないかもしれません)
「レファレンス」とは、「物事に言及すること、参照することなどを意味する」言葉です。物事を調査するような意味合いです。
図書館の「レファレンス」は、どのように調べたらいいのかわからない事柄や、自分で調べたけれどもわからなかった事柄を、図書館の経験豊富な司書が調べてくれるサービスです。

例えば読んでいる小説の中に出てきた事柄について。
調べてみたけれどもよくわからない。説明はあったが実際はどんなものなのか図が見たい。関連した事柄がどの本に載っているのかわからない。
そんなことがあるかと思います。

レファレンスカウンターでは、どのようなものか聞き取りをし、どこまでの情報が必要か確認したうえで、お時間を頂きます。
司書がいろいろなツールを使ったり、過去のレファレンス事例などをあたったりしながら質問に対して必要な情報を集め、実際の書籍やコピーを準備してくれます。
どういったことを推測し、どのような資料を見て検証したのか、「回答プロセス」が重要になります。
基本的に図書資料が多いと思いますが、インターネットやデータベースも使います。
調査が終了すると利用者に連絡し、来館していただいてご説明します。

時間はかかりますが、これだけのことを「サービス」として無料で行ってくれます。これも図書館の仕事の一つなのです。

各公共図書館のホームページに、寄せられた質問とその回答を見ることができる「レファレンス」のページを設けていることがあります。
また、「レファレンス協同データベース」通称「レファ協」というサイトがあります。全国の図書館(協力館)に寄せられた質問とその回答プロセスを見ることができます。
簡単なものから難解なものまで、質問の幅の広さに驚かされます。
もしかしたら、あなたの気になっていたことと同じ質問があるかもしれませんね。

もちろん「この本はどこにありますか?」「法律の本はどこですか?」「どうやったら借りられるのですか?」などの簡単な質問は、どんどんカウンターやフロアにいる司書に聞いてくださいね。

今日は図書館のレファレンスについてお話ししました。
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