司書のつぶやき:水濡れ注意報発令中!

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ムシムシしたり、暑かったり。急に冷えたり。
みなさん体調はいかがでしょうか?

北海道以外梅雨入りしたそうですね。
図書館内もすっかりジメッ・・・として、コピー用紙に湿気を感じるようになりました。
本の帯を切ってPOPを作ったりしていますが、湿気でびよ~んと反ってしまいます。

暑くなってきたので水濡れ事故も増えています。
ペットボトルの水滴や水着の湿気が影響しています。
水筒のお茶をこぼしたのか、ちょっと茶色いシミになってしまったり。
以前お話ししましたが、この時期は特に借りた本の持ち運びに気を付けたいですね。
ビニール袋やレジ袋のようなものに入れておくと安心です。

濡れてしまったときも、濡れているうちに対処するとかなりマシな状態にすることができます。
1ページずつ間に新聞紙などを挟んで、辞書のような重たい本を乗せます。
新聞紙が水気を吸ってくれますので、しばらくしたら取り換えます。
水分がなくなるまで紙を挟んで重しを乗せることをくりかえすと、比較的まっすぐに乾かすことができます。

図書館に返却する直前に濡らしてしまったら、必ずカウンターの司書に声をかけて返却してください。
まだ濡れていたら司書が上手に対処してくれます。
乾いて波打ってしまったら・・・もう元には戻りませんのでご注意ください。
その時もちゃんと申し出てくださいね。

「雨」とか「梅雨」について書かれている本も多いです。
お天気についての本は4類の自然科学の分野です。
『雨の名前』という素敵な本もあります。
土砂降り。小ぬか雨。五月雨などなど。
雨の多い日本は、雨の表現が多様です。
微妙な降り加減をうまく表しているなぁ・・・と感心します。
写真も素敵な本なのでぜひ見てくださいね。

小説でも「雨」が印象的なものがあります。
伊坂幸太郎さんの『死神の精度』は有名ですが、私が一番湿度を感じた小説が恩田陸さんの『ユージニア』です。
金沢が舞台なのですが、ムシムシした兼六園の描写でこちらまで呼吸困難になりそうでした。パクパク口を開けて酸欠金魚のようになりながら読んでいました。土砂降りのシーンもあり、冷やかさも感じます。

お気に入りの雨の本はありますか?
その本がお近くの図書館にあるかどうか、ぱぱぱっ!と探すために、ぜひご購入下さい。

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