司書のつぶやき:読むこと・書くこと・話すこと・聞くこと

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まだ5月も終わらないのに、もう初夏のような大阪です。
みなさま体調はいかがですか?

さて、私は先日お友達からの依頼で、初チャレンジをしました。
お友達が書いた文章の校閲です。
「校閲」というのは、書かれた文章を読んで、間違いや文章の不備を訂正するものです。
私が書くわけではないので、いわゆるチェック的な事をして、「この方が伝わりますよ…」とお伝えする作業です。

お友達はとてもおしゃべりが上手な方なのですが、国語があまり得意でないらしく、特に文章を書くのが苦手とのことでした。
できるだけ彼女の思いや知識が正しく伝わるように…と細かくチェックさせて頂きました。

私の息子の受験時に小論文対策をしたことがあり、その話をしたことを覚えていてくださって、今回の依頼になりました。
図書館で仕事していて、本もよく読む…ということもあったかもしれません。
(前回、ブログで読書が苦手な事を暴露していますが・笑)

本を読む人はみんな文章が上手い…という訳では決してありません。
優位な点は、知らず知らずのうちに本から仕入れた語彙や表現方法の知識があるということぐらいではないでしょうか。

文章を書く作業は、経験の積み重ねだと思います。
私でいえば、毎月の報告書作成から、生徒宛の図書館だより、SNSやこのブログのような発信など。この積み重ねです。
それでもいわゆるビジネス文書は書かないので、たまにそういう必要が出てくるとものすごく緊張します。

面白いな…と思ったのは、彼女はとてもお話が上手だということ。
頭の中には、伝えたい熱意、自分の知識、表現がしっかりあるのです。
上手く文章にする術があれば無敵なのに…と思います。
私は話すことも好きですが、つい、自分の中で先に進んでしまって、時々トンチンカンなことを発言してしまいます。(表現が昭和ですいません)
お話が上手な人は、相手への思いやりや、しっかり聞く耳も持っているのですね。

立場上スタッフの話を聞くことも多いですし、本を探しに来る先生や生徒のレファレンスなども大事な仕事の一つです。
正しくお答えするためにも、もっと「聞くこと」を頑張らねばと思います。

ところで、「文章の書き方」に関する本はどこにあると思いますか?
一般的な文章の書き方、入試小論文などの対策本、ビジネス文書。
この3つ。図書館では全部違う場所になるんです。
一般的な文章の書き方は8類の言語、後の2つは3類の社会学になります。
入試対策は教育の分野、ビジネス文書は経済の分野になります。
おもしろいでしょ?


図書館で本を探すとき、知っておくと便利です。
是非購入して、参考にしてくださいね。

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