【一般向け】図書館豆知識:本を借りたとき

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図書館上手に使えていますか?こちらでは一般のみなさま向けに図書館に関する知っておくと便利な豆知識をご紹介します。

今回は図書館から本を借りて帰ったとき・返す前の注意点をご紹介しますね。

1.しおりについて

途中で読書を中断するときに使うのがしおりです。つい、手元にある適当な紙切れなどを挟んでしまいがちですよね。うっかり挟んだままで返却されることもしばしばです。

たとえばこんなものが挟まって返却されたことがあります。
美術展などのイベントチケットの半券、DMハガキ、プリクラのシール、模試の受験票、JCBの商品券!
私の場合、学校図書館で履歴が判ったので本人に連絡することができましたが、特に受験票と商品券の時は気を使いました。

以前お話した通り、公共図書館では利用履歴は即削除されますので、あとから連絡することができません。住所のあるハガキなどなら連絡できるかもしれませんが、ほとんどが処分されてしまうと思います。
もし気付かれないまま次の利用者に貸し出されると、住所などの個人情報が出回ってしまう危険もあります。
返却前に必ずパラパラと挟まったものがないかどうか確認する癖をつけましょう。

時々しおり代わりに付箋を使われる人がいます。
取り外しのしやすい付箋ですが、タイプによっては糊が強く、剝がしたときに印刷の紙面を一緒に剥がしてしまう時があります。
印刷の文字が破れて文章が読めなくなったり、ページが切れたり穴が開いてしまうことも。
また、上手に剝がれたようでもベタベタとした糊が残って、次のページにくっついたり、汚れがついて黒くなることもあります。
できるだけしおり代わりとして付箋を使うのは避けた方がいいでしょう。

また、本に付いているひも状のしおり(スピンといいます)は、強く引っ張らないようにしましょう。
糸を織って作られているしおりですので、経年劣化で弱くなってきます。
図書館ではたくさんの人が同じ本を利用しますので、個人所蔵の本よりも状態が悪くなっていることもしばしば。
擦れたり、引っ張って力が加えられたりすることで、ある日突然プッツリと切れてしまうこともありますので大切に扱ってくださいね。


2.おうちでの読書

ティータイムに読書を楽しまれる方も多いと思います。
その時気を付けて頂きたいのが食べ物や飲み物での汚損です。

お茶やコーヒーをこぼしてしまった…ということも比較的よくある話です。
読書中の飲食はしないのがベストではありますが、その時間を楽しみにしているみなさんも多いですよね。
対策として気を付けて頂きたいのは、飲み物と本の位置関係です。
飲み物を口にするときには、持っている本を少し離す。本を置くときには飲み物の置いてあるテーブルには置かずに近くの棚の上に置く。
自分と本の間に飲み物が来る時間をなるだけ短く、本と飲み物の距離は遠くするように心がけましょう。

同様に、ポロポロこぼれやすいクッキーのようなお菓子を本の上で食べないように、ポテトチップスのような油分の多いものを触った手でページをめくったりしないようにも気を付けてくださいね。


3.意外なものでの水濡れ

本が水分に触れてしまうと、紙が水を吸って膨れてしまいます。
そのまま乾くと紙が波打って硬くバリバリになり、以前のように読めなくなってしまいます。
いちばん多いのが、先程の飲食時の水濡れではないかと思いますが、実はそれ以外でも起きやすいのです。

カバンの中でお茶などをこぼしてしまった。
使用後の水着や、冷たいペットボトルの結露など、水分を含んだもののそばにあった。
激しい通り雨にあって、カバンの中身がびしょ濡れになってしまった。
わざとではないですが、返却時に謝罪することになりそうですよね。

借りた本を持ち歩くとき、借りた帰り道、返却に持っていくとき。
できればレジ袋やビニール袋にいれてからカバンに入れると安心です。
もちろん入れる前に袋の中が濡れていないか確認してくださいね!


今回は図書館で本を借りた後のお話を紹介しました。

ひとつ前のブログで、図書館で欲しい本に早く巡り合うためのヒントを9つご紹介しています。
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