アンティーク、ヴィンテージ、レトロの違いって? Vol.4

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こんにちは、Webデザイナーのしんやですm(_ _)m

レトロブームが続く近年ですが、「アンティーク」「ヴィンテージ」「レトロ」という用語はよく使われるため混同されることが多々あるように思います。

ある作品や製品がレトロであってヴィンテージでない、ヴィンテージであってアンティークでない、その違いはなんでしょうか?

以前やり取りをさせていただいた方にこの3つの違いを質問してくださった方がいたので、それをふまえて今回はそれぞれの意味を見ていきたいと思います!

アンティーク

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アンティークとは約100年以上古いもの。
なので2023年にアンティークとみなされるには1923年以前のものである必要があります。

アンティークと呼ばれる品は工場が普及する前の、職人の手によって作られたレアなアイテムが多くあります。
例としては手作りの木製家具、絵画、装飾品などが代表的。

ヴィンテージ

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基本的には20年〜99年前までのもの。
他に1900年代から1960年代までのものはヴィンテージという分類もあるようですが、どの範囲がヴィンテージにあたるか公式なくくりは無いようです。

ヴィンテージは単に「古いもの」を意味する言葉ですが、懐かしい気持ちや昔の楽しい思い出を呼び起こす、古く価値あるものを表す言葉としても使われる場合があります。

レトロ

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世界で初めてレトロという言葉が使われたのは1972年。
基本的に15年以上前のものは全てレトロと呼ばれますが、新しいものでありながら60年代や80年代など昔のスタイルを思い起こさせるものもレトロと呼ばれます。

レトロな新しいアイテム(デザイン)の例としては、2000年代のスタイルに80〜90年代のスタイルとエレクトロニックアートを組み合わせた、私も大好きなvaporwaveがあります。

レトロとヴィンテージ

レトロとヴィンテージは特に混同されがちだと思いますが、2つを区別するいちばん簡単な方法は

・レトロは過去のスタイルを思い起こさせる新しいもの
・ヴィンテージは真に古いもの

という分け方がわかりやすいと思います。

そしてレトロなものはヴィンテージ品よりも値段が手頃で手に入りやすいものが多く、少ない予算で古いものの魅力を味わうことができるのがありがたいところ。

(余談ですが以前ヴィンテージもののラグマットを買って使っていたところ、だんだんと粉になっていって床が大変なことになったことがあります。皆さん気をつけましょう(;- -))

まとめ

古いものの良さは「懐かしさ」「温かみ」「思い出」「その時代の空気感」が感じられるところ。
そしてデザインや製品そのものを通して過去とのつながりを感じられるところだと思います。

それぞれの意味を知ると、自分が一番懐かしさを感じる時代やアイテムを調べるのに便利だったりするのでぜひ覚えておきましょう!

私のサービスではアンティーク、ヴィンテージを含めてレトロと呼んでいるので、昔のデザインが好きな方、懐かしさの力をホームページに取り入れたい方はぜひ覗いてみてくださいm(_ _)m


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