「マネキンも販売員だということ」

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美容・ファッション

どんな店舗でも販売員と同じように売り上げを上げてくれるのがマネキンです。
店舗やブランドによって呼び方はトルソーやボディなど様々ですが、ここではわかりやすく「マネキン」で統一したいと思います。

店員と同じように売り上げを取れる?と思う方もいるかもしれませんが、マネキンは十分売り上げを上げてくれるものです。
店舗で働いている方であればわかる方も多いと思いますが、特に店員というのは敬遠されがちな存在です。

そんな時に物言わぬマネキンは本当に心強い味方ですし、理想の体系で、どんな洋服でも着こなしてくれます。
理想の体型過ぎて、現実とはほど遠いでしょ?って感じるかもしれませんが、その点で言えばまずはマネキンに求めていることが違うということです。

マネキンに求めることは

「洋服をコンセプト通りに魅せる」

ということを目的に着せていくことが正しく使うことです。

それにマネキンと同じ体系の人に売ろうと思ったらターゲットが絞られすぎて、商売として成立しませんし、効率も悪すぎます。

マネキンに着せる目的はコンセプトを伝えることだと言いましたが、それはどういうことか?
前回VMDについて話しましたが、このマネキンもVMDの一部です。
商品計画を視覚化するということに使います。

洋服を作るときにデザイナーはコンセプトを決めたり、自分の世界観を表現するためにデザインします。
商業用の洋服だと言っても、それは歴史的に見ればもともとはちゃんと意味があって作られています。
(話すと膨大になるので意味や歴史はまた別の機会に。)

マネキンに求める要素はいくつもあり、トレンドで着せたり、合わせやすい洋服を組み合わせたり、先ほどいったデザイナーの意志を表現したりなど様々です。
ここでお伝えするのは店舗でのマネキンの使い方なので、トレンドや組み合わせが主になりますが、コンセプト通りに使い分けをします。

お店の形態や売りたい商品でも使い方は変わりますが、マネキンが最も力を発揮するのは「売れにくい商品」を着せたときです。
この「売れにくい商品」とはデザインが奇抜で売れなかったり、トレンドと少し違ったりして売れづらい商品のことです。
どこのお店にもこの「売れにくい商品」というのは存在しますし、店員側も売り方がわかりにくい商品になります。

ここでマネキンの力を使い、少しでも売れる商品に近づけていきます。
着せるべきアイテムは店舗で違ったり、トレンドにも左右されるのでその時々で変わります。

販売員の方は最大限に使えるように勉強しないといけないです。
雑誌を読んだり、SNSを見たり、今はいろんな形で勉強が出来ますので、ぜひとも着せ方を勉強してマネキンを強い味方にしてください。

人の好みは人それぞれで違うので、もちろんそれでも売れないことはありますし、他の組み合わせが売れたりすることもあります。
ですが、それも日々過ごす中での1回のことですし、うまくいかなくてもまた試せばいいだけです。

何度も試行錯誤してチャレンジしていけば上手くいく可能性もそれだけ上がるのでぜひ試してみてください。

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