バラの鎖。

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あーーーーーやっと自由だ。

決して家庭が嫌なわけではない。
親戚付き合いも
迎え火等の行事も同じ。
むしろ楽しむ。
そして、基本は率先して動く。
私という人間は、それが苦ではないタイプ。
それでも
全ての行事が終わり
日常が戻ってきた時の開放感・・
この上ない幸せを感じているのは
私だけではないはずだ。
天涯孤独でない限り、確実に諸々の縛りがある。

人は「個の自分」以外に
いくつかの役割を持った自分を抱えている。
私で言えば
「母親・妻・娘・嫁・おばあちゃん・ココナラのみなねーさん」
どれも私なのだが
それぞれの役割をしている間の自分は
少しずつ違った面を持っている。

以前の私は、ここに優先順位を設けていた。
私にとって「個の自分」は
「仕事・収入」に直結したり「女」だったり
絶対的にそれを優先してきたけれど
だからと言って
他を疎かにしていたわけではないつもりだった。

>基本は率先して動く
そう書いたが、これには理由がある。
人を当てにして待つことに苛立つくらいなら
自分でやってしまった方が早いし
手間は一度で最短にという合理的な考え方が好きだから。
目の前にあることを事務的に淡々とこなし
求められている以上のこともしておく。
これで完璧、文句ないでしょ?と。
こう書くと可愛くない女だが
事実として誰もが楽になり、結果としては褒められる。
「個の自分」を優先していても
私の立ち位置はこうして守りきったものだった。

そんな私だが、いつからか優先順位が変わった。
「個の自分」を後回しにしている。
年齢もあるかもしれないが、多分
諸々の縛りを足枷だと思わずに
楽しめるようになったことが大きな要因だと感じている。
自分では疎かにしていなかったつもりだが
実際、周りがどう思っていたかは分からない。
言われたことはないけれど
きっと私自身が後悔しているのかもしれない。

そんなことを最近
特に思うようになったのは天使の影響かな。
この数日、ココナラ活動を控え
預かり保育中の天使を連れながらの親族周り。
再婚夫婦である私の夫の親族は
血のつながりのない私の孫を
そんなことも感じさせないくらい可愛がってくれる。
いつもは動かない人達が
逆に率先して動いてくれた。

助け合いと言ったら大袈裟だけど
やっぱり何にしても
やれることはやっておくことが大事だと再認識。
まだそれを求めず理解も出来ない
純粋無垢な「バラの鎖」だけが
今の私にとって幸せな縛り。

今年のお盆は
例年以上に疲れたけれど
愛情に満ちた
忘れられないお盆になりました。
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