噂は人を壊す。

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コラム
この世の中にいる
どんな善良な人間でも
魔が差すことはある。
例えば
噓をついたことのない人なんて
生まれたての赤ちゃんくらいなもので
物心がついて来るに従って
より効率的により多く
自分の欲求を満たそうと頭を働かせ
要求相手との交渉に挑む。
小さい嘘はそのためのアイテムだったりする。
決してその時に誰も傷つかない嘘なら
悪いことだなんて思いもしない。

そんな善良な人が自分の友人にいたとする。
全幅の信頼を寄せるその人に
自分の悩みを打ち明ける。
まるで自分の事のように心を痛め
親身に話を聞いてくれたとしよう。
自分は一時、その人によって救われる。
だがその善良な友人には
さらにまた善良な友人がいたとして
「あなただから話すけど実はね・・」
と親切のつもりで代わりに相談する。
「自分はこう答えたんだけど、どう思う?」

人の心の中には
必ず「自分の正義」が存在している。
と同時に「無意識の悪」も存在している。
話の内容が「自分の正義」に反する場合
その当人に対し、少なからず嫌悪感を持つ。
そしてまた親切のつもりで
「あの人はそういう人だから気を付けて」と
正義に反するものを
自分の周りから排除する行動を起こす。
それを聞いた周りの人の中に
「無意識の悪」を発動させた人がいた場合
わざと広めて陥れようと考え始める。
こうして噂が噂を呼び
その噂によって当人は居場所を失うことになる。

仕事にかかわることや、知られてもさほど困らない事は
身近な人に相談するのがベスト。
日々一緒に過ごしている人の方が
状況をよく理解しているのでアドバイスも的確。
解決も速い。

そうじゃないこと。
例えば社内不倫のように
知られたら地獄行きになるような話は
同じ社内にいない別の友人か
私たちのような電話相談に話した方が賢明。

噂は人を壊すので。

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