事実は事実として受け止め、不安なときほど自分を信じる

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コラム
横浜市にある總持寺の貫主をつとめられていた板橋興宗禅師という方がいらっしゃいます。
板橋興宗禅師は、癌の告知を受け、その病状はかなり進んでいた様でした。
それでも板橋興宗禅師は、何事もなかったように、毎日の座禅と托鉢に励んでいらっしゃいました。
そして、板橋興宗禅師は次の様におっしゃっています。
『今では癌と一緒に生活をするのを楽しんでいますよ』
この様な言葉は、なかなか言えることではありません。
私がもし、同じ立場であったら、まず無理でしょう・・・・。
癌であるという事実は変えることは出来ません。
『癌は嫌だ』とあがいてみたところで、癌がなくなるわけではない。
そう、『事実は事実』でしかないのです。
私達は『癌』ではありません。『うつ病』と言われる精神疾患をもつ者です。
でも、それにどう向き合うか。
現実に起こっていることは変えることは出来ませんが、向き合い方を決めることは出来ます。
何が言いたいのかというと、
『覚悟を決める』
と言う事です。
それは、事実を事実として受け止める事。
あるがままを見る。あるがままに受け止めること。
諦めるのではなく。諦めとは似て非なることなのです。
しかし、なかなか割り切り、覚悟を決めて
『事実を事実として受け止める』
というのは、難しいと思います。
ここで、下記の様な『例え』で考えてみたいと思います。
これからの時期は、受験という関門がある時です。
一生懸命に受験勉強をしてきて、いざ試験当日を迎える。
または、仕事において、
今日まで時間をかけて準備をして来たプレゼンの本番を迎える日。
自分では頑張ってきたつもりでも、いざ本番直前になると不安感が襲ってくることがある。
そんな経験はありませんか?
もしかしたら人間は、頑張れば頑張るほど不安になるのかもしれません。
そんなときは、
『不安の裏側にあるもの』
を見て下さい。
それは、『自信』 というものです。
必ずあるはずです。
裏側に自信が見える不安は、気持のもちようで、いくらでも乗り越えることが出来るはずです。
そして、日頃から、自分を信じる癖をつけておくのも大切な事です。
よく言われることですが、
自分に自信をつけたいのであれば、始めから大きな壁に挑むのではなく、まずは自分の限界を少し超えたところ(事)にチャレンジすること。
それを成し遂げたという『達成感』の積み重ねが、やがて『自信』に変わってくるものです。
皆さんは、ここまで生きてこられました。
年齢に応じた多くの経験をして来たのですから、大丈夫なのです。
その経験があれば、『事実を事実として受け止める』ことは造作もない事なのだと気が付いて下さい。
あなたは、今までだって何とかやってこれたじゃないですか・・・・(*^_^*)
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