ミドルノートが香る夜

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いまさらながら、マギーリンデマンの♪Pretty Girl に再ハマリし、車で流す用のYouTubオフィシャルPV集330曲、YouTube構成して死んだKousakaですおはようございます。 

Maggie Lindemann - Pretty Girl (Cheat Codes x CADE Remix)


女の子を車に乗せる時でも構わずEDM流してます。アランウォーカーとかね。


なんか、女子に刺さりそうな邦楽とかに寄せたりしないのです笑  

寄せたら寄せたで、「あ、そっち系?」みたいなリスクを伴うからです。



ま、一番ウケいいし正解なのは tiktok BEST MIX なんすよ()


ギャルの耳馴れ楽曲ガンガン流れるんで、となりで勝手に仕上がってくれてます。マジ感謝。


※EDM:Electronic Dance Music



18:50
現地着。美華との待ち合わせ時間は19:30だ。


40分も早いのにはワケがある。動線の確認が必須だと思ったからだ。


私はこの街に慣れていない。だからこそ不安材料は全て潰しておくべきだと考えたのだ。


待ち合わせの際の車の向き、迎え入れ、車内の音楽、助手席の高低、リクライニング、予約店までの道順、駐車場の位置と空き状況、内見を兼ねた予約席の確認、二軒目移動の可能性と店舗の確認などそういった事だ。


何も、私は心配性なわけではない。


減点を避けるというネガティブな感情でそうするわけではなく、期待値の上をいく為の緻密な戦略だ。


「なにも問題はない」


全ての手筈を整え、待ち合わせ場所のコンビニから一番近い別のコンビニで待機する。約束時間の23分前、彼女からのLINE。


「今からきます👍」


未読スルー


19:25
「どこいますかー?🤔」

え、これほんと来るの?と心配になったのだろう。

19:27
「着」と返信する


彼女は送迎車でここまでくる。どの方向から車が入ってくるかはおおよその見当がつく。その向きに合わせて車を停め直した。


美華だ。


送迎車から降りる彼女。スマホを耳に当てている様子を遠目で確認した瞬間、着信音が鳴った。


「どこですか?」と彼女。
「白い車」
「あ、わかりました!」


私は降車し、助手席側で彼女を待った。


コンビニの照明を背に、こちらに近づいてくる彼女。


逆光に透けてアッシュグレーに見える長い巻き髪。小さな顔と細い首。ジプシーブラウスを想起させる黒いトップス。手首に向かってシェイプするエレガントなそのディティールは、洗練された西洋人形かのように彼女の存在感を昇華させていた。


「車かっこいい」


「ありがとう」
 短く答える。


助手席のドアを開け、彼女に微笑む。


「あ、ありがとうございます」


あまりこういうのに慣れていない様子の彼女は、とても新鮮だったし、心が跳ねた。


疑いようもないくらい模範的な10月の夜。彼女のフレグランスが季節を掻き乱す。


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