地元のミュージシャンの先輩方から紹介を受け、東京のロックミュージシャン
の先輩方と合流した音屋少年。
今回はその時のお話をさせていただければと思います。
優しく向かい入れてくださった先輩プロミュージシャンの「G」さんと皆様。
そして、親愛・尊敬するベーシストの「GON」さん。
今、泣きながらコレを書いていますよ、「GON」さん。
前回の「飲み会」で盛り上がり、話は私の実力がどれほどまでかを試してみる
という様な話に。
Gさん:「俺さぁ、ドラムの事よくわからないからさぁ、GONちゃん。
よかったら音屋の〜君のドラムとセッションしてみてよ!」
GONさん:「お!いいねぇ!了解です。んじゃ、今度スタジオ入ってみよ?」
私:「あ、ありがとうございます!
俺みたいなのとお手合わせして下さるなんて嬉しいっす!」
恐れを知らぬ愚か者よ…。全く「若い」って無謀で可愛いですよね?
後日、浅草にあるスタジオならぬ「公民館?」の様な場所を指定されます。
GONさん:「おぉ音屋少年!こっちこっち!」
私:「今日はありがとうございます!一生懸命やらせてもらいます!」
GON:「うむ!どんとかかってきなさ〜い!」
そんなこんなで部屋に入り準備。
「わかる人あるある」なんですが、もうこの時点(セッティング中)で大体、
相手がどれくらいの「実力」があるかは見えてくるんですよね。
何かこう、「オーラ」って言うか。「気迫」って言うか。
「GON」さんも同じです。
「良いしょっと!」ってベースを肩に下げた瞬間から顔つきが変わるんです。
まるで目の前に「虎」がいるみたいなんです。
「虎」と対峙する「田舎の子猫ちゃん(いや、ドブ猫)」みたいな?
でも、そんな「ドブ猫」でも本能で相手の「力」は感知できるんです。
私:「ヤベェ!GONさん、とてつもなく強えぇぞ!オラ、ワクワクすっぞ!」
そんな感じでセッション開始!
最初はお互いに軽いジャブの撃ち合いみたいな。
そして、攻撃はどちらともなく仕掛け始めます。(いや多分私からかな?)
GONさん:「お、いいねぇ?変則でキタかぁ!それじゃあこれでどうだ!」
私:「おぉ!俺の変則パターンをこんなにも意図もあっさりとしたフレーズで
返してくるなんて、スギョイ!
よーし、ならコレでどうだ〜!」
(これはあくまでお互い終わった後での会話を最中に落とし込んだものです)
私の演奏:ドコドコドコドコ、パンパン!
GONさんの演奏:べん、べん、ベ〜ン、ビロリ〜ン♪
私の演奏:ツンタカ、ツンタカ、タツタつ〜つ〜!
GONさんの演奏:ベンチョコ、ベンチョコ、ぱっ、バァイぃ〜ん!
…みたいな。
(う〜ん、伝わらないなぁ…。皆様、すみません!)
ま、とにかく大体そんな事を三十分くらいしていました。
汗だくの私。
汗ひとつかいていない「GON」さん。
GONさん:「ん!いいねぇ!良いよ!全然いけるじゃん!」
私:「ほ、本当っすか〜?まだまだ全然っすよ!でも、あざ〜す!」
こうして、私の「試験」は「GON」さんのお墨付きをもらい「合格」!
その後「GON」さんから他の方々へ報告され私の「実力」を買われました。
「GONちゃんが認めるなら、間違いないでしょ!」
それからは「GON」さん達が「お遊び」として組んだバンドの影武者
(本来は「R」さんと言うハーフのプロドラマーさんがメンバー)
として練習をお手伝いしたり、ライヴでの裏方のお手伝いをしたりと、
本当に楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
詳しいお話は、また今度ということで!
ではまた!
音屋のkatsu