露店から好きを結び、『創作の掛け算』をして多方面模索ガチャを回す。折れずに出し続ける人が最後に勝つ

前回までで、自分の長所短所経験の棚卸の「露店」、市場需要と自分の好きを結ぶ方法を語った。

今回は、創作の掛け算をして多方面模索ガチャを回す話をする。

何言ってんの？　と思う人と、わかりみ！　の人がいると思う。

５年前に顔出し3DプリンターYoutuberとしてデビューした時は、登録者は10人程度だった。

その時に、バンカラジオのきいたくんから動画撮影と編集ノウハウを学び、「露店」と「多方面模索ガチャ」を教えてもらった。 (踊ってる青年ね)

元々好きな事しからやらない俺は、「好きを結ぶ」ことだけは上手で、彼は「流行で売れるためなら色々我慢するタイプ」であった。

ノートにびっしり、自分の過去や長所短所を手書きで２０ページほど殴り書きして、彼は色々目を通す。これが露店である。

きいた　「3Dプリンターと遊びってどうすか？」

すきづきん　「んーそれ需要あるの？」

きいた「すーさん、コロコロ(玉転がし卓上ゲーム)をこっちにやらせるときめっちゃニヤニヤしてたじゃなっすか。キモイんですよ」

すきづきん「え、ええ……（悲しみ）」

俺は内心、そんなの伸びるわけないと思っていた。でも彼の千里眼が鋭く、それに近いジャンルを擦りまくったらTiktokで100万再生したのだった。

その時、「創作の掛け算」はこんな感じだったと思う。

①3Dプリンター　×　販売機種解説→普通

②3Dプリンター　×　教室指導解説→微妙 （企業広告動画としては〇)

③3Dプリンター　×　ドッキリ　→そこそこ伸びる

ttps://www.tiktok.com/あっとsukidukinn/video/6763443354169576705

④3Dプリンター　×　遊び　→大当たり

ttps://www.tiktok.com/あっとsukidukinn/video/6793605812502711553

⑤3Dプリンター　×　真面目な入門説明　→普通

⑥Blender　×　技術解説　→ハズレ

⑦3Dプリンター　×　ショートコント　→大当たり

ttps://www.tiktok.com/あっとsukidukinn/video/6763082041996135681

⑧3Dプリンター　×　アニメパロディ(ジョジョ)　→大当たり

ttps://www.tiktok.com/あっとsukidukinn/video/6798371479487597826

⑨3Dプリンター　×　企業コラボ(彫刻案件)　→再生微妙だが企業案件増

⑩格安中国製商品紹介　→意外と良いし購入検討相談がきた(5万再生)

ttps://youtu.be/ItNaWITGUDo

で、１年半前に会社員になって始めた「麻生チャンネル」の掛け算はこちら。

①大型トラック　×　素人問答　→まあまあ

②大型トラック　×　レア機能紹介　→大バズリ(490万再生)

ttps://www.youtube.com/shorts/zAg9eL5jDt8

③Youtuber芸人　×　ギャグネタパクり　→ハズレ

④大型トラック　×　ライブ配信　→ハズレ (視聴者交流的には〇)

⑤大型トラック　×　納車紹介　→大当たり (10万再生)

ttps://youtu.be/fZQvqTbiCa0

⑥大型トラック　×　日常辛いあるある　→あたり！　コメント多数

ttps://www.youtube.com/shorts/cbfYCeVqu5c

⑦大型トラック　×　技術解説　→伸びないが同業者から好評

さて、みなさんはこれら「創作の掛け算」の結果を見てどう思っただろうか？

色々やってみないと分からないし、多くの試行錯誤と失敗の中から成功があるのだ！

1万登録近い底辺Youtuberでも、色々出して失敗しながら１年半でここまで来たからね。

今数えてみたら、サブチャンネル含めて200、Tiktok他媒体入れれば250動画は作って出してたみたい。

Youtubeの仕様上、伸びない動画を残しているとチャンネル自体の「オススメ」度合いが下がるから、伸びない、失敗した、試行錯誤の途中の動画は運営が意図的に非公開にしている。

だから、質の高い伸びてる面白い動画「だけ」が出ていると錯覚している。

一度でも、本気の創作や動画投稿している人なら、この試行錯誤と「上澄み１％だけ」視聴者が見ているということを分かってくれると思う。

知らない視聴者や消費者は、「凄い人は簡単に伸びてて羨ましい。何であれが伸びてるのか納得いかない」とふざけたことを抜かす。

そうじゃなくて、誰だって出して無視されて、笑われて挫折して、何度も何度も折れずに続けた人だけが、勝ち残れる。

「Aをやってるんすけど、なんで伸びないのですかね？」

と何件か質問を受けたのだが、動画投稿者ならまず「血の滲むような動画公開と挫折、苦労と気づき」を見せてほしい。

それは自分が失敗して負けた、敗北者の証拠じゃない。

創作物＝動画を出す場合は、「バズリガチャ」を１回ひけるということ。

5年前、1回まわすのに当初Tiktokでは二週間かけた。(モデリングと3Dプリントがあったからね)

それをテンプレ化して、ジャンルは変えながらも効率化することで３日で1本出せるようになった。

それも企業努力ならぬ個人努力。

同じジャンルではなく掛け算を試して出して苦しんで悩んで、っていう流れはあらゆる創作者が通る道で、部外者は知らない、マジで。

やるべきは、自分棚卸の「露店」、好きを結ぶために他人から自分を聞くこと、動画や創作をするなら「創作の掛け算」を知恵熱出るくらいに考えて出す事。

そして、60%の完成度でイイからまず出して反応を知る。Youtube、Tiktok、ツイッター、ツイッチ、ポコチャ17Live等々。媒体によって客層も反応も違う。

最近だとThreadsが新しく生まれたから、そこにまず過去作全部出してみるとか、勇気の一歩が必要だ。

そこまでやれて、初めて「なんで伸びないのですかね？」ができる。

主婦で例えるなら、クックパッドみてスーパー回ってニンジンだけ買って「なんで料理できないんですかね？」って聞くようなモノ。

調理器具と調味料揃えて、半額シール張られた野菜肉を買って家族(消費者)の口に合うように色々自炊して食べてもらうしかないよね。

腐らせポイしたり、マズくて娘が泣いたり、指怪我火傷したり、Gと闘ったりを「しないで料理できる？」って話。

まずは旦那と子供に100種類料理喰わせてから言え！　ってね。

最後に、俺の体感「バズリガチャ」。

大前提は創作の掛け算で、1要素だけなら0.01%もない。

2個の要素を掛け算して0.05%～2%。最大でも50回試して66%ヒットするかどうか。

だから、色んなYoutuberは100本動画を出せという。

100本も出せば、アナリティクスで客層や視聴維持率の母数が増えて、何が良くて何がダメかが統計的に分かってくる。

あとガチャ回す頻度も、100本も出せばルーチン化して効率的になっている。

100本だし後は、新ジャンルでもテキパキ出せて、過去作と比較することでフィードバックも良くなる。だから「100本まず出せ論」は俺も支持する。

でね、最近noteというブログ公開サイトでは「AIによる乱造記事を出すBOT」が増えてきた。

これは、AIで記事を書かせて、外部から予約登録して1日に30記事ぐらい出す仕組みがある。

それは、「Youtuberの100本出せ！」とは違うよね。

全く同じジャンル、同じやり方、同じオチの場合は重複なのでカウントしません！！

あと気持ちも入ってないし、外部委託できる内容はすぐにレッドオーシャンになるし、本人が「めっちゃ楽しそう」というのが伝わらないと人の心には響かない。

２つの創作掛け算に、創作者の楽しさ、情熱、手作り感が合わさって初めて「バズるガチャ」が１回ひける。

このブログは占い、動画編集、イラスト？　コンサル？　の方が多いい印象。

皆さんはバズるガチャを何回回せる？　１ガチャで何日かかる？　続けられる？

そのあたりを自己分析して、とにかくいろんなジャンルを出してみること。